時の魔法 | noteのブログ

時の魔法

遠い日に詩人が
残した言の葉
揺れて今
たどりついた

意味なんて求めていない
その響きに胸を打たれていた

せわしない現実に見失ったもの

時を越えた魔法が思い出させていく

巡り巡る季節だけ
僕は残されたまま
刹那の時を
刻み続けている

あの頃に叫んだ
思いが今たどり着いた
遙か遠いこの地に


幾千の星の光
それよりも淡い灯火
飾られたどんな歌より
たった一言が
この胸の奥掴んで離さない

変わりゆくこの景色も
浮かびゆく幻も
輝きを放ち続けている

素直な気持ちがあれば
けして色褪せやしない
ただ一つの奇跡

どれくらいの夜を越えて
僕達は出会うのだろう
悠久の時の流れの狭間で
巡り巡る季節だけ
僕は残されたまま
刹那の時を
刻み続けている

あの頃に叫んだ
思いが今たどり着いた
遙か遠いこの地に