NT.06 | noteのブログ

NT.06

膝を抱えて黙り込んだ

相変わらずな僕は

暗い部屋の片隅だけが

落ち着ける場所だから

点滅してる蛍光灯の

リズムに合わすように

吐き出した煙草の煙

漂よっている

何故か分からない

もどかしさが

胸を締め付けるけれど

乾いてしまった涙は

もう随分前のこと

真っ白に染まっていく

この部屋ごと消えてしまったなら

ちっぽけな悩みなどなくなるさ

真っ白に染まっていく

記憶の片隅に咲いた花

寂しく揺れて…