あれからかなりの日が過ぎさった。
あれからって・・・・・・。
そう、生きることをあきらめようとした時から。
でも、今、わたしは生きている。
人生の一番良い時にたくさんの物を失った。
「死」と直面し、数年におよぶ入退院の繰り返し。
当時、結婚を考えていた彼がいた。
このままいっしょにいて、いつか彼がほんの一瞬でも後悔の気持ちを
持つことがあったら・・・・・・
そう思うとそれが耐えられなくて・・・・・。 別れた。
大学を卒業し、資格をとり、勤め始めた仕事も失った。
失ったものが多すぎて、しばらく何も考えられなかったけれど、
ただひとつ守ろうとしたこと。
人生あきらめるにしても、両親よりは1日だけでも長く生きなくては・・・と。
だから私は 今、生きています。
そして、今、生きていて良かったと思っています。