我々はおぎゃんとこの世に生を授かった日から人生のゴール、つまり死への道を歩んでいくのである。

人生100年時代というフレーズが飛び交う今日この頃であるが、人類の起源600~700万年の歴史からすれば、100年もなんとささやかでちっぽけな期間だろうか!

日本の人口は減少ルートをこれからしばらくひたすら突っ走るだろう。
しかしながら全世界では人口は増加の一途を辿っている。

僕が小学校高学年時代に学んだ世界人口49億人は、今や80億人!
2050年には100億人に到達するという。
世界中、いや地球上の人々が今日より明日、明日より明後日と人生を謳歌しながら歩んでいくことのできる未来はやってくるのだろうか?

人間も賢く、理性的で!と言いたいところだが、実は愚かな生き物でもある。
たしかにライオンは自らの生命維持のために狩りをし、たとえばシマウマを仕留め栄養源とする。
そこにはまさに人類の生命維持と同じく、生きていくための行動そのものである。

果たして人間はどうだろう!
過去の歴史から何を学び、どう発展、進化していくのだろうか。

『歴史は繰り返される!』『歴史は繰り返さないが韻を踏む』と言った言い伝えがあるが、人間はどうあるべきなのだろうか?
我々も鷄、豚、牛、魚と生命を維持するために貴重な生命を栄養源としている。

人々が、この世に生を授かって良かったと思える時が一時にでもあればとつくづく思う。

人はそれぞれ考え方も信条も違うから、対立するのは仕方ない…と言うのは間違いだと言いたい。

どうすれば世界中の人々が争いのない、平穏な暮らしを送れるのか…
簡単なことではないことは重々分かっているつもりではあるが…