母はそう言ったが

近所に住んでいる従姉はどういうだろう。

なにしろ小説を書いていたら

どういうわけだか

「その小説を書いているくらいならどこかで働いたら?」

的なことを言っていた人だ。


「グチみたいなことを書いてないで」

とも言っていた。

一度も見せたことがない小説の内容をなぜこの人が批評して私に文句を言ったのか

妖しさいっぱいだったので

書いている間はお会いしないことにした。


晴れて書き終わり「頭がおかしい」などと言う人も出てきたいま

最もそばにいてあやしい発言を繰り返した従姉に聞いてみなければならない。

この従姉と言うのが、私が親せきの中で一番変わりものだと感じる叔母さんの娘だ。


電話するとこう言った。

「おかしい?だったらその人と一緒に病院にって見ればいいじゃん。

そこでおかしくないって言われればいいでしょ」


母とまったく同じことを言った。

変わり物の娘にしては当たり前すぎる回答だ。

しかし、彼女と母は少々違っていた。


「どんな意図が有るかその言った人の気持ちを考えるのよ。あなたが正しいと思っても8割の人が

間違っていると思ったら直す必要はあると思うよ」


「多数決って意味?後の2割は正しいと思っていたらいいんじゃないの?10人中2人だよ」


「そういう意味じゃなくて!みんなに合わせる必要もあるんじゃないの?」


「なにをみんなに合わせるのよ?」


「みんなの意図を考えるの」


ふーん、いと…。


手術には糸も必要だ。


母と従姉の話の内容が少し噛みあってないのは

母が携帯電話を変えたことと関係が有るのだろう。

どちらにしても

「うちに遊びにおいでよ」

と誘っても、従姉は理由を付けて遊びに来ないと言った。

なるほど、なるほどねえ…。


これで孤立化成功だと思っていたら大間違い。


私は最近会った人にも電話することにした。

もちろん私に「おかしい」と言った人物ではない人だ。


その人と話してみると私におかしいと言った人自身がおかしいのでは?

という疑いが出てきた。



おしまい