──この世に起こる物理的な現象も、生命の存在も、実は意味はない……?

BossB はい。実は、私が天文物理学を専攻した理由は、「宇宙を知れば、人間の生きる意味や存在の謎がわかるかも」と思ったからなんです。

 物理学の発展によって、宇宙や量子の世界、生命についてもだいぶ説明できるようになったと思います。しかし、宇宙や現実を知れば知るほど、その動きや存在にも、まったく意味は見当たらないんですよ。

となると、そこに意味や価値を与えるのは誰か。それは意識があり、意味や価値を求める人間。つまり、自分自身です。

 だから、私が「息子たちへの愛」に「無限の価値」を与えれば、私にとっては「息子たちへの愛は無限」になりうるのではないでしょうか? 私はそう考えます。

 

 

【私の感想】

物理学的に宇宙の動きや存在に意味はない。宇宙の一部である人間の存在にも意味ない。ましてや、人間が生きる意味なんてない。

 

つまり、そもそも大義名分(行動のよりどころとなる正当な理由)はなかった。

 

意味がないものに何故人類は意味を探し続けて来たんだろう?

 

人間は意味を求めてしまう生き物(習性)だからかな。ましてや、私は不調続きの人生だったので、特に生きる意味を自問自答しがち(習性の強度が強い)。

 

考えたところでいつも答えが出ないけど、それは当たり前だった。そもそも大枠である宇宙の存在自体に意味がなかった。

 

だから、意味を与えるのは人間

 

「人間」というと漠然として曖昧なので、どこの誰が指し示してくれるの?と思う。はたまた人類全体に通じる答えを探してしまいがち。

 

だけど、私個人の人生に意味を与えるのは私自身で十分だと思った。他の誰にも通じなくても、私が生きている間だけ自分自身に通じるかりそめで身の丈に合った意味で十分

 

「生きる意味」をそれくらいコンパクトに考えたら、まだ探しやすいかも。