(前回の続き)
多摩川スカイブリッジを後にして堤防上の遊歩道を西へ向かって歩く。対岸に並ぶ船は釣り船らしい。釣りというのは良い趣味だと思うが、私は遊園地の金魚釣りしかやったことがない。以前知人が多摩川で夜釣りをすると聞いて、いったい何を釣るのかと尋ねたらナマズを釣るという。ナマズは夜釣るのだそうだ。知らなかった、私的にはちょっとしたトリビア。
見えてきたのは、大師橋。雲が怪しく美しい。
「秋の日は釣瓶落とし」というが、さすがに彼岸過ぎて日没を早く感じるようになった。
若い人は「釣瓶落とし」って知らないだろうな。昭和生まれの私だって実物は見たことがない。「つるべおとし」と読む、「鶴瓶おとし」じゃないよ(笑。
知らない方は調べてください。
そういや、「つるべ撃ち」という言葉もあるな。阪神打線が巨人投手陣を「つるべ撃ち」みたいな使い方をするが、狩猟で何人もの射手が連なって次々に銃を撃つことをいうらしい。これに「釣瓶打ち」と当て字するケースがあってややこしいが、これは明らかに誤用。
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私は知らなかったのだが、阪神と阪急は経営統合してるって。ということは、このまますんなり首位チーム同士の日本シリーズになると、旧阪急VS新阪急ってこと??
「阪神タイガース」が「阪急タイガース」になったりしたら古い阪急ファンは困るだろうな。
バファローズの名の通り、旧阪急には近鉄の血も入ってる。歴史は弱肉強食、複雑怪奇。