私は私を殺しました


それは辛い現実、情けない自分からの脱却のため


甘えてて、弱虫で、泣き虫で、不細工な私を作り上げて殺しました





お前のせいだ

お前がいなければ私は強くなれる

お前なんかいなければいい 

消えろ

私は、私を殺す

これで私は、強くなれる


苦しい現実から目を背け、

起こる出来事は全て不細工な私に押し付けて

その不細工な私を殺した

だから、私はもう大丈夫

不細工な私はもういない



私を殺した日から、私は明らかに変わった

泣き言は歯を食いしばり堪え

泣き顔は伸ばした前髪で隠し

傷付いたことにはバカバカしいと吐き捨て忘れるようにした

感情を見ないようにした

喜びすらも作り物になっていく

それで良かった

それが良かった

誰も信じない

私一人だけで強く生きる

心地よさすらあった

寂しさにもフタをしたはずだった