優しい時間Ⅱ | 世界史と恋愛のノート。

優しい時間Ⅱ

そしてその帰りだった。




あの優しさが頭から離れなくて、




…気がついたらメイ先生のいる図書室にいた。








何を望んだかわからない。










知依は中に入れず、廊下の壁から先生を見ていた。




…目が合った気がした。










それは気のせいじゃなくて、…まるで知依の為のように、




廊下に出てきた。












メイ先生


「…どうした?」




知依


「……あたし………相談、のってほしくて…」</