その夜は眠れませんでした。
寝返りを打つのも、おなかに刺激があるんじゃ・・・と思うと動けず、
トイレに行けば、「また出血しているんじゃ・・・」と思うと下着を下ろすのが恐ろしく・・・
「明日、赤ちゃんの心拍は確かめられるのか・・・・」
考えれば涙が出そうになり、でも泣いて気持ちが昂ると赤ちゃんに影響がありそうで・・・
次の日朝いちばんに来院。
動くのが怖くて、タクシーで移動。
結果、「前置胎盤」。
なんですか?それ?
前置胎盤とは、胎盤が子宮の入り口近くにあること。
胎盤は本来子宮の上部にあるべきなのですが、子宮が小さい初期・中期にはよくあることらしい。
「赤ちゃん、元気だし、このまま様子を見ましょうね。」
えぇ~!大丈夫なんですか?
不安な私に、助産師さんがこう説明してくれました。
この時期に診断された前置胎盤は、子宮が大きくなるにつれて上部に移動していくことがほとんどらしい。
出血は胎盤が引き伸ばされているのが原因だそうです。後期まで前置胎盤だと要注意で帝王切開になるそうなんですが。
助産師さんが笑顔で言いました。
「お母さんが不安がってると、赤ちゃんも不安になりますよ。」
そうだ。私がオドオドしてはいけません。
早くつわりを乗り越えて、栄養のあるものを食べて、赤ちゃんに送らなくちゃ!
その後しばらくしてつわりはおさまり、食欲が出てきたのもつかの間・・・
次の難関が私を待ち構えていたのです。