夜明けのカモ
時計は夜中の4時前後
空は真っ暗であるが、
何か夜明けをせかしているかのような
そわそわとした風が吹いていた
小学校の頃に住んでいた家
37の僕がそこにいる不思議さを感じつつも、
あたりの奇妙な気配が気になって外に出てみることにした
寒くもないが温度のない空気
静けさの持つ独特の冷たさが 心を不安にさせる
森はざわつき
雲は足早
ふと山の登り口に目をやった
山の上にはおじいちゃんの畑があって
そこに繋がっている道だ
基地を作ったり、探検したり、
子供の頃によく友達と遊んだ懐かしい匂いがする
そんな山道の入り口に
吸い込まれるように歩いていった
すると突然
『ぴしゃん』
凍りが軋むような音がした。
『ぴしゃしゃしゃしゃしゃん』
急に視界が凍りつく
さっきまでの森のざわめきも無く、
雲も消えた
異様で嫌な空気が身体をまとわりつく
ふとお腹のあたりに目を落とすと、
真っ白いカモが1匹、くっついている
おなかの辺りでジタバタするが、
剥がそうとしても剥がれない。
力を入れて首を引っ張っても、
僕のお腹と接着剤でくっつけられたように取れないのである。
しばらくカモと格闘が続き、
そうこうしているうちに沢山の白いカモに囲われる
10匹?いや20匹?
80匹はくだらないだろう白いカモの大群
ごくりと息を飲む、
カモらの視線が160、僕に集まったと同時
『クワァァァァーっ』
と、ここで目が覚める。
なんだったんだ、この夢。
2年くらい前に見た夢です。
ノート

