昨日は久しぶりに美術展に行ってきたんだ口笛


俺にとっては、もう東京も随分遠くになってしまっているのでなかなか美術館に行かれなかったんだショボーン


まずは六本木にあるサントリー美術館で木米展おねがい


木米さんは江戸時代後期の陶工で特に古陶磁の研究と制作に力を入れていろいろな陶磁器を製作していたんだ。

中には色や絵付け文字まで殆ど古磁器の完コピのものまであるんだ。

しかし、ある時釜が爆発してしまいその影響で耳が聞こえなくなってしまったんだショボーン


そんなこともあってか50歳を過ぎたことから山水画を中心に絵を描き始めたんだ。

絵についても陶磁器同様に中国の絵から学んでいたんだ。

観察眼に優れていて器用だった人ってイメージねてへぺろ


そんなこともあり彼は中国で言うところの所謂「文人(ぶんじん)」って言われることもあるんだ。



今回の展示で多かったのが煎茶器だったんだ!

陶磁器で美術品と言えば抹茶を飲む抹茶碗のイメージが多かったのでちょっと意外だったけど、江戸時代に煎茶が生まれて、売茶翁ってお坊さんが文人相手に市中で煎茶をだす喫茶店を初めて煎茶が拡まったらしいんだ。

煎茶器は煎茶碗、急須、枦が主なもので、煎茶は炭火を入れた炉に直に急須をかけて入れるらしんだびっくり

俺はそんなことは全く知らなかったんだ。



これを知らなければ急須を直接コンロとかにかけている人を見たらヤバい人って思ちゃうところだった爆笑



これが木米さんが作った枦ね!




っで、これが煎茶碗!





枦の作品の中には美術品らしく、こんな感じで細工を施したものも多かったんだ。


これは、木米さんの作品を模したインスタレーション。




そして彼の遺言指差し

「これまでに集めた各地の陶土をこね合わせ、その中に私の亡骸を入れて窯で焼き、山中に埋めて欲しい。長い年月の後、私を理解してくれる者が、それを掘り起こしてくれるのを待つ」ガーン





っで、次に向かったのが桜が咲き始めた雨の上野公園!




こちらは、説明するまでもないエロスの画家シーレ君ねてへぺろ

ゴッホに憧れクリムト先生のエロの影響を受け自分の内面を見つめるかのように自画像を多く描き、

沢山の少女をナンパして自宅に連れ込みモデルにしたり恋人と別れないまま近所に住んでいた娘と結婚して、同時にそのお姉さんと関係をもっていたりで、いろいろやりたい放題で28歳で夭折!

ジャニス・ジョプリンさん、源実朝さん、尾崎豊さんも28歳で夭折だったかな。



そんな夭折でエロスの画家であったこともありシーレ君展は沢山の若い女性で大盛況だったんだ照れ



真っ赤なおおチ○チ○とか女性○が描かれているエロい絵は撮影禁止だったけど風景画コーナーだけは撮影okだったので、皆んなパチパチ撮ってたんで、俺も撮ってみたんだキョロキョロ



《モルダウ河畔のクルマウ(小さな街IV)》 

エゴン・シーレ

1914年 

油彩、黒チョーク/カンヴァス

レオポルド美術館蔵



俺はシーレ君よりコロマン・モーザーさんの絵のほうに興味があったんだ。

彼もシーレ君と同じくクリムト先生が設立した正統派と袂とをわけたウィーン分離派に属していてイカしたインテリアとかを手がけるウィーン工房の創設者の一人でもあるんだ。

彼も木米さん同様、器用で多才だったんだおねがい






《洞窟の中のヴィーナス》 

コロマン・モーザー 

1914年

油彩/カンヴァス

レオポルド美術館蔵



シーレ君の絵の展示が少ないのを補うように他にも同時代のウィーンの画家の絵が展示されていてその中でアルビン・エッガー=リエンツさんって言う画家の絵が気に入ったんだ。


《昼食(スープ、ヴァージョン II) 》

アルビン・エッガー=リエンツ

1910年

油彩/カンヴァス

レオポルド美術館蔵



《エッツ渓谷の牧歌的風景》

アルビン・エッガー=リエンツ

1911年

油彩/カンヴァス

レオポルド美術館蔵







昨日はこんな1日だったんだおねがい