ストレートコーヒーのメニュー
ブレンドのメニュー
このお店独自ブレンド。
GEISHAは飲んだことがなければ一度は飲むとよいと思います。
もう10日も前になるだろうか紅葉前の鎌倉に行った折に友人に薦められてコーヒースタンドでコーヒーを飲んだ。場所は長谷駅から大仏様のある高徳院さんや長谷寺さんへ向かう通り沿いの右側で歩いてすぐのところにあり、お店は箱型の軽自動車を利用したもので後ろのドアを開けてお客さんに対応するスタイルであった。軽自動車は民家の駐車場に深めに止めてあり、歩道との間に1坪ほどの空間を保っていてテイクアウトが基本のスタンドではあるけれどそこで簡易な椅子に腰掛けコーヒーを飲むこともできる。店の前の歩道は人が一列になってようやくすれ違える程度で観光客は小さなスタンドに歩を止める間もなく大仏様の方へ押し出されていく。そんな中で私達は人の波の逆方向からお店へ向かいなんとかお店に着くことが出来た。カウンター横に掲げられた2つのメニューらしきものにはコーヒーの産地が書いたものと数種のブレンドリストが書かれたものがあった。
お店のホームページ
実は私は半年前まではコーヒーは殆ど飲む無ことがなく紅茶派を自称していた。もちろん付き合い程度にはコーヒーを飲んではいたが興味は全くなく然程美味しいとは思っていなかった。それが最近自宅で主にインスタントコーヒーを飲むようになった。何故なのかについては別な機会に書かせて頂こうと思う。そんなことなので、こだわりなく店主さんの薦めでブレンドコーヒーの深めの煎りのものを選んだ。そこで店主さんはドリップする時間がかかるので通りの角にある和菓子屋さんが美味しいのでアテのお菓子でも買ってきてはどうかと仰っられたのでいそいそと買いに向かった。なんとも気の効く店主さんである。角にある和菓子屋さんの恵比寿屋さんは100年以上続く老舗で店構えと商品は昭和を色濃く残していた(この恵比寿屋さんの話もまたいづれ)。そこで「黒餡女夫まんじゅう」を一つ買いコーヒースタンドに戻るとドリップされてコーヒーが待っていた。そしてそれを一口飲んだ瞬間、ワインのような芳醇な味と香りが口いっぱいに広がった。今まで飲んだことのないもので私のちっぽけなコーヒーと言う概念が瓦解していくのを感じた。よくテレビドラマやドキュメンタリ番組の喫茶店のシーンで常連のお客さんがマスターの淹れるコーヒーは美味しいんだよなあ、みたいなセリフを吐くのだがお世辞に毛の生えた程度のものとしか思っていなかったのでなおさらである。
もちろん似たような経験がないでも、期待を全くしていないところに期待を上回るものが出て来れば同様の感想になりかねないし、音楽や映画などに関しても寧ろ期待とのギャップで評価してしまうことのほうが多いのが現実だと思っている。さてそんなこともあったので確認のために昨日再訪した。もちろん今度は期待感は相当上がっていた。まず1杯目は店主さんから絶対に美味いであろうGEISHAを薦めていただいた。これは昨今コーヒーマニアには有名で流行りの高級品種らしい。あまりにも原材料が高いのでGEISHAのポテンシャルを落とさないように工夫して別な豆とブレンドしてメニューに加えているようであった。
流石に評判に違わぬ美味しさであった。中煎りにも関わらず爽やかな香りとフルーティで酸味の効いた味わい。店主さんに言わせるとコーヒーの要素のなかで一番大きなものは豆そのもので次いで焙煎で淹れ方はさして重要ではないようなことであった。もちろんそうではあるのだろうけど淹れ方も大きな要素だと思えてきたのは違うのだろうか?
「良いコーヒーは全てのプロセスで最善が尽くされています。」お店の左上に掲げられている言葉である。実際に目の前で丁寧に淹れられる工程を目の当たりにすると生産者さん、焙煎者さんなどの真摯な仕事ぶりに思いを馳せることが出来た。
このお店で使っている豆は堀口珈琲という業界では有名なところとのことであった。それを知らせて私は「それだからと言って、その豆で私が自宅で淹れれば同じものが出来るってわけではないですよね?」と言う大変失礼な質問をしてしまった。店主さんは「同じものが出来ますよ」即答であった。なんとも謙虚な店主さんであろうか、私は愚かな質問をしたことが恥ずかしくなってしまった。堀口珈琲のインターネットショップに載っているブレンドの商品番号とこのお店のメニューの番号は一緒で店主さんはここでコーヒーを飲んで気に入ってインターネットショップで買う時に間違わないように番号を合わせているんですよとも言っていた。お店のホームページには「お店の名前を付けるときも前へ前へ出るものではなくて、後ろに一歩下がったような名前になればいいなと思っていました」と言うような記述もある。
この後、昼食をとった後で再び再訪してインドネシアのオナンガンジャン地区で栽培されたマンデリンを飲んだ。香りは深い深い果実香で味は苦味の濃いしっかりとしたものなのになんとも優しさがあった。
とまあ、取り止めもなくダラダラと拙い文章を連ねてみたが、ようはこのお店のコーヒーはとにかく美味しいってこと。
お店の名前はidobataさんで場所は江ノ電の長谷駅から北へ50メートルくらいのところです。これから紅葉も見頃を迎えるので是非行ってコーヒーを飲んでいただければと思います。
右側が産地の国の名前で左の赤く縁取られた文字が農園の名前(オナンガンジャンだけは地区名)、右側の農園名の下は豆の品種でその横にあるのが豆の精製方法、ウォッシュトって言うのは豆を水洗いしてから乾燥させるやり方でナチュラルはゴミだけとって乾燥させるだけらしい。
私が初めに飲んだのは「6番」。
原材料と場所を考えると安いと思う。
このお店独自ブレンド。
GEISHAは飲んだことがなければ一度は飲むとよいと思います。
ここに書いたコーヒーのことは全て店主さんから教えてもらったことです。今日はかけなかったけれども品種や産地のことミルの話やドリップする時の温度のことなどコーヒーについて全くの素人の私に丁寧に教えていただいたのでした。
もちろんまたコーヒーを飲みに行くつもりでいます。
重ね重ねになりますが是非皆様もコーヒーを飲みに行ってみてください。
基本は9時から17時までの営業で木曜定休みたいです。スタンド形式なので荒天の場合は休まれることもあるようです。
お休み情報はお店のホームページからTwitterのリンクに飛べば書き込みがされています。




