以前から気になっていた本があったんだ!
心理学者のヴィクトール・フランクルさんのナチ収容所の体験記の『夜と霧』ってやつおねがい
旧版は1947年(日本語版1956年)
新版は1977年(同2002年)

単行本で本編157ページ/1500円(税抜き)
ちょっとコスパが悪い感じ!
俺が購入したものは第38刷り!
かなり売れているようだ!
旧版も評価が高かったからね!



俺のジャンルで言えば自己啓発本かな!
(実際は歴史ノンフィクションかな)
俺は殆ど読まないやつね!
何故読まないかと言えば、数行で書けば済むことを、100ページ以上に渡ってグタグタ書いてあるからねキョロキョロ

だいたいはその内容は一言で言い表せることが多いんだよね!
読む時間は無駄だし、その一言は陳腐であるか至極当たり前であるかのどちらかだからねニヤリ

本書についてはボクシングの村田諒太君で話題になった時とかには、へ〜って思ったけどね!
その後も様々な場面で話題になっていたんだけど、なかなか、読むまでの動機付けに乏しかったんだ。
しかし、先日ブロ友さんが書評を書いていたので、俺もそろそろ読んでみようと思ったんだ!
そのブロガーさんの書評はいつも本全体を良く纏めていて書評も的を得ていて、その記事を読むだけで、その本を読む買って読むよりも有用なので、いつも有り難く思っているんだ!
そんなわけで、今回はその書評を敢えて読まないで、先ず自分で買って読むことにしたんだ!

参考までにそのブロ友さんの記事はこれね!
https://ameblo.jp/takamine561c/entry-12623993263.html




とりあえず俺の感想を書いておくウインク


まえがきで、何を書くか書かないかについて定義してて、ここは流石に学者って感心!
収容所の悲惨さなど周知の事実は書かず、被収容者の心の分析を書くって定義してあった。

それでナチ収容所って言ってもアウシュビッツでは無く支所みたいな数カ所での体験記みたいなんだ!
アウシュビッツに収容されていたらこの本を書くには至らないのであろうってことは、なんとなく学校で習った。
しかし学校を卒業してしまうと敢えて悲惨な話には関わりたく無くて避けていたように思う!
それに触れなくても「戦争」「差別」は駄目だって自覚しているからね!
それでも、ナチもの映画好きな俺としては偶にはこのへんにも触れはいたんだよね!
例えば、『サウルの息子』って言うゾンダーコマンダが主役の映画とかね!
そこで初めてゾンダーコマンダって言葉を知ったんだ!
ゾンダーコマンダって言うのは、収容者をガス室に案内したり、死体の処理とか収容所の掃除とかをするユダヤ人の収容者のことで、彼らも時期が遅いだけでいづれガス室で処刑されちゃうだ。
このゾンダーコマンダについては学校の教科書にも載せて欲しって思った!
それで、今回この本でも新しい役名を知ったんだ!
それが「カポー」って言う収容者の監視役。
彼らも被収容者で、その中でも人を虐めるのが好きそうな人が選ばれているらしく、収容者を殴りまくっていたらしい!


本編は3部構成で、収容過程、収容中、解放後。
その中でも収容中が殆どにページを占めていて全体の7割以上の114ページ!
さらに、その中でもエッセンス的な部分は後半の20ページくらいなんだ!
それ以外にも心理学的な見地からの話題も散りばめられてはいるけど浅い感じ。


さて内容だけど、収容所についての周知の事実は書かないとしながらも、前提条件として、「元気で働ける人は処刑されない。しかし、食事は薄いスープとパンが1日で1かけらしかなく更に重労働なので、それほど長くは元気でいられないので必然的に衰弱死か処刑されることになる」ってことがダラダラと書かれてあった。
まあ、前提条件が無いとなぜその結論になったかはわかりづらいので仕方がない!

「貰った1かけらのパンをいつ食べるか?」
って、単純に興味を引きそうな話題とかが書かれていて、
「直ぐに食べる」と「直ぐに食べづに精神的に辛い時に食べる」の双方のメリットが書かれていたけど、想像以上の話はなく正解も無かった!
彼は後者とのことなので暗に心理学的にはそちらを推奨しているのかもしれないてへぺろ

「収容所監視者の心理」なども少し記されいてが、本題ではないので考察不足ショボーン


さて、エッセンス部分を俺の勝手な解釈(言い回し)で抜き出してみた!
括弧内は俺の感想ねウインク


・自分の心は決して他人や環境によって奪われないし、逆境においてそのことはより明らかになる。
(その通りですねニヤリ





・逆境や苦難を乗り越えてこそ、それらに意味が出るのではなく、その状況こそ意味がありその先の結果によって今を評価することは愚かなこと。
(打算的にはなるなってことかなえー





・最後までプライドを持て。
(こう書く意外には無いのだろうかキョロキョロ





・目的を持って。
(自己啓発本の定番ねてへぺろ





・逆境や苦難を耐えてその後に頑張るのではなく逆境や苦難を乗り越えることを全てだと思え。
(どんなことにも全力で取り組めってことかなキョロキョロ






・苦難の時は成功した未来を想像して自分を騙せ。
(なんとなく前段の主張と逆のような気がしたんだけど、読み込みが足らないのかもしれないショボーン






・「私達」が「生きる意味」を考えるのではなく「生きること」が「私達」に問うのだ。
  この問いは具体的な事項であり、都度状況により個人により違ってくる。
  その問いに対して言葉でなく実行することが唯一の答えなのだ。

  (このような事が2ページに渡り力強い文章で書かれている。
     ここが唯一白眉と感じた文章だったおねがいおねがいおねがい





俺としては、こんな感じで最後に書いた2ページの部分があったので読む価値があったって思ったんだおねがい
ただ訳の文体が優しい感じだったのが、ちょっともの足りなさも感じたんだ!
なので旧版も見てみたいって気もしたニコニコ



まあ、名著と言われいるので読んでみるのもいいかもしれないウインク




電子書籍はこっちウインク




今リンク貼るのにちょっと見たら、