今週の一枚は4週続けてライブに行くはずだったのに行けないシリーズになってしまった



このシリーズは是が非でも今週で終わりにしたい
さて再来週に行く予定だったのがボブ・ディランさん。
もはや説明不要の音楽界を超えた有名な方だ
彼については多くの人が語っているので俺がどうのって言うのも気が引ける。
ただ、彼は有名な割にはレコードやCDが売れないアーティストとしても有名なんだ
俺が持っているレコードやCDの中で一番多いアーティストがボブさんで50枚くらいあるんだ
そんなわけで少し語っても許されるかと思う
これまでもそうだけど俺の主観にもとづく感想ね
まず、すっごい昔にボブさんを聞こうと思って聴いたアルバムが「Highway 61 Revisited」!
ストーンズもカヴァーしている「Like a Rolling Stone」って言う有名な曲も入っているので聴きやすいのではって思ったのが動機だけど、これがいけなかった!
全然、俺には合わなかったんだ
それ以来、ボブ・ディランを聴くのを諦めてしまったんだ!
それから暫く年月が経ち、再びボブさんに挑戦!
今度は1枚目のアルバム「Bob Dylan」からね
すると今度はすんなり受け入れることが出来て、ボブさんの凄さを実感できたんだ!
これがボブ・ディランかってね
そして、次々とアルバムを聴いていくことになった。続く2枚目は超有名な「風に吹かれて」が入っている「The Freewheelin' Bob Dylan」
あのジャケットを見るといろんな想いがよぎる、おそらく皆それぞれ想うことは違うと思うけどね!
そして次の「The Times They Are a-Changin」
時代は変わるって凄い歌だ
このへんでもうボブさんに心酔したんだ
次の「Another Side of Bob Dylan」
時代は変わったのか、ちょっと明るめでノリがよくなってくる
今また、聴き直しているがこれを今週の一枚にしても良いくらいだ
さて、ようやく今週の一枚がこの次、通算5枚目の「ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム」


Bringing It All Back Home / Bob Dylan 1965
A1. Subterranean Homesick Blues
A2. She Belongs To Me
A3. Maggie's Farm
A4. Love Minus Zero / No Limit
A5. Outlaw Blues
A6. On The Road Again
A7. Bob Dylan's 115th Dream
B1. Mr. Tambourine Man
B2. Gates Of Eden
B3. It's Alright, Ma (I'm Only Bleeding)
B4. It's All Over Now, Baby Blue
A1. Subterranean Homesick Blues
ボブさんが紙芝居をする芸を披露する超有名なビデオ
B1. Mr. Tambourine Man
まだこの時は陽気な若者って感じだ
今ではステージ上で滅多に喋らないからね!
以前、途中休憩があるライブでボブさんが
前半の最期の曲を歌い終えた時に
「Thank You!」って言ったら、周りにいたお客さんの多くが、
「今、ディランが喋ったぞ!」
「サンキュー!って言ってた
」
ってざわついていたくらいだからね!
そう言えば、そのライブの最後にも似たようなことがあったんだ!
ボブさんの有名な逸話にサイン拒否って言うのがあって・・・
車に乗っている彼にファンがサインを求めた時に
ボブさんは「何んであんたにサインしてやる必要があるんだっ!」って言って拒否したことがあったんだ、その時の映像は彼のドキュメンタリーには度々挿入されているから皆の知ることになっているんだ!
そして先のライブ終了後に何やらステージ上のボブさんとステージ下にいたファンが交流しているが見えたんだ。
そしたら前の方からさざ波のように
「ディランがサインしているぞ」
「ディランがサインしているぞ」
「ディランがサインしているぞ」
って驚きの声が聞こえて来たんだ。
もちろん俺も
「ディ、ディランがサインしている
」ってびっくりしたんだよね!
B4. It's All Over Now, Baby Blue
さて俺が一番好きな曲がこれなんだ




これには二つの有名なエピソード映像があるんだ!
一つはボブさんが古典重視のフォークからエレキを使った音楽に変わったことに怒ったファンのブーイングを受け数曲エレキギターで演奏した後でアコースティックギターに持ち替えて演奏した1965年のニューポート・フォーク・フェスティバのもの
そして、もう一つが彼のドキュメンタリー映画「ドント・ルック・バック」に収録されている!
俺の大好きなシーンなんだ





(映像は真実だけど以下のコメントは俺の想像ね
)
ボブさんの楽屋か何かに当時イギリスで人気の歌手ドノヴァンがやって来た時の模様!
当時のドノヴァンはイギリスのボブ・ディランとも呼ばれていてボブさんはちょっとしたライバルだったのかも知れない!
括弧内は独白(心の声)
ボブさん「(なんだこいつ何しに来たんだよ)」
ドノヴァン「(一曲歌ちゃおうかな)」
ボブさん「(歌うなよ俺の部屋で)」
歌い出すドノヴァン!
曲も悪くないしギターも上手い!
ボブさん「(なんだこいつ俺より上手いじゃないか、しかもいい気になって歌いやがって、腹たつな!)」
イライラして貧乏揺りをするボブさん!
ドノヴァンが歌い終わると拍手喝采!
ボブさんはムッとしてドノヴァンに貸したギターを取り上げる!
ドノヴァン「(やべぇ〜ディランさん怒ってるよ、俺の方がギター上手いから嫉妬してんだな、でもなんとかしなきゃ)、あっ、ディランさん、
It's All Over Now, Baby Blueを歌ってくれませんか、俺大好きなんすよ」
ボブさん「えっ、なに聴きたいの!仕方がないから歌ってやるよ!
(なんだこいつかわいいとこあんじゃ、そうかそうかIt's All Over Now, Baby Blueか)」
そして最初は渋い顔で歌い始めるが、どんどんご機嫌になっていくボブさん!
ドノヴァン「(ふう、ディランさん機嫌直してくれたみたいでだ、よかったよかった。さっきはマジ怒ってたからな!」
ボブさんは歌い終わるともう上機嫌
さて、このアルバムの後はスタジオ録音盤を30枚以上出すんだけど、どうもボブ・ディランらしく無くなっていくんだ、もちろんどんな曲を演ってもボブ・ディランが演っているのでボブ・ディランのものに違わないんだけど俺が好きなボブ・ディランじゃ無くなったてことなんだ
ボブ・ディランって事を意識しなければ素晴らしいアルバムも曲も詞もあるので音楽としては十分に良いんだけどね!
8枚目の「John Wesley Harding」も好きなアルバムだし、17枚目の「Desire」に収録の「Hurricane」なんかも大好きなんだ
それでもディランがディランらしかった頃はこの5枚目のアルバム「ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム」までのような気がしていた!
この感覚は時として変わっていくものだと思う。
現に今はもしかしたら4枚目の「Another Side of Bob Dylan」までだったようにも思うけど、それでは、エレクトリック化したディランにブーイングをしたあの時の若者と同じ発想になってしまうようにも思うし
でも、本当はいつもいつの時もボブ・ディランはボブ・ディランなんだ
またライブでボブ・ディランを見たいって思う!
今、ちょうどこんな曲が流れている!
