今日は、HDVのこと。

ファイナルカットのHDVって、
取り込み後にWindowsとMacの互換がない唯一(?)の圧縮形式なので
とても扱いにくいんですよね。(Mac版プレミアで取り込むとどうなのかしらんけど)


最近では取り回しも考えてApple ProResで取り込んだりもしますが、
やっはりHDVで撮影してきたものはそのままで取り込んだ方がデータが小さいし
8:2ぐらいの割合でHDVのまま取り込みます。


今回は、イベント用のテープ書き出し時に起こったトラブルです。
 ※気づいた時の状況がうろおぼえですがご了承ください。

その日の午後からのイベントで、二日徹夜で仕上げ、朝4時。
さて、もう書き出すだけ。ここまできたら普段ならもう余裕です。
HDVのシーケンスを作って、レンダリング。
レンダリングも問題なく終わって、
その後、テープに書き出しを行う段になって、
デッキをスタートさせるも、何度やっても書き出し始めたとたん、
異常停止!

小一時間、やれシーケンスの設定だ、デッキの設定だ、
確認をしても、おかしいと思われるところがみつからず。
イベント当日なんで、「これ書き出せなかったら
イベントが飛んで、首だろうな」
とかめちゃくちゃ焦ってきます。

で...
なんで最初から書き出しがおかしいのか考えたら、
カラーバーはrecされてるんです。
その後の本編最初に使ってる映像がタイトルで、
AfterEffectsで作ったところがこける。
頭に入れてるカラーバーはファイナルカットからのものだから、

問題はAEじゃねえか???

AEの設定を確認したんですが、
HDVだったか非圧縮1920×1080だったかで出してて。

どっちにしてもFCPでレンダリングしてるんだから
HDVのキャッシュファイルは出来上がってるはずだよね。


しかしどう考えてもこのムービーが問題なのはわかっているので
HDVを調べているうちに、(もうここで朝6時を過ぎて、もうかなり
やばくなっています)
AppleのHDVの仕様がおかしなことになってる?


なんだか、ファイナルカットで取り込んだHDVは
HDV1440×1080(1888×1062)
っていう変態サイズ
になってる!!
もう、なにがなんだか。

で、AEで作ったムービーをQuickTimePlayerを使って
HDVに
書き出しをしたら、問題なく書き出しができるように。


そもそも、AppleのHDVは、
OSX環境下においても
ファイナルカット以外と互換性がない


という衝撃的な事実が判明したのでした。

さて。

ブログ初挑戦なのでなにから書いていいのか大変戸惑っていますが
がんばっていきたいと思います。


普段、仕事で映像編集をしています。
もともとはTVのディレクターをしていて、5、6年前に転職。
違うことをしたかったのですが何の因果かやはり別なところで映像に携わることに。

昔話になりますが、当時のテレビ制作は
今に比べて相当の時間がかかりました。


ほんの5分のVTRでも、

撮影に半日~1日。
オフラインと編集で1日。
MA(ナレーション収録と曲MIX)で半日。

たった5分ですよ。
同業の方ならわかってもらえると思いますが
私の仕事が特別遅い訳ではないんです。


「テレビって、なんでこんな無駄な金と労力が!?」


仕事を始めたときは、1週間で辞めたくなりましたよ。
これが1時間番組のVTRだと、準備から含めると一ヶ月以上かかって。


映画ならいざ知らず、基本的に一度しか放送されないものに
資源と時間の無駄ではないのか。


それがいまや、
ノンリニア全盛!!

Macの FinalCutStudioを使うようになって、
時間も、お金も、クオリティも、
すべてが格段に改善されました。

まあ、今でも想像以上に時間はかかるんですけどね。

しかしコンピュータ上の作業のなので
そりゃーもートラブルが頻発します。

そこで解決したこととか
いろんなプラグインを使ってみた感想とかを
書いていきたいと思っています。
ある部分、覚えがきに近いというか。