JR東日本東京支社は,12月29日から上野駅と成田空港駅を常磐線経由で結ぶ,臨時の快速列車「エアポート常磐」を運行している。使用されている車両は大宮総合車両センター所属のの183・189系(6両編成)で,この日はOM-101編成が使用されていた。
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| 183・189系を利用したエアポート常磐(筆者撮影) |
運転日は,12月29日(土)から31日(月)と,1月3日(木)・5日(土)・6日(日)の3日間。停車駅は上野,北千住,松戸,柏,我孫子,空港第2ビル,成田空港となっている。なお,年明けの3・5・6日については,参拝客の利用も見込んで成田駅にも停車する。上野駅へ向かう上り列車は全車自由席だが,上野成田空港方面への下り列車は全車指定席となるため,こちらの利用には乗車券・定期券の他に指定席券(510円)が別に必要となる。
成田空港方面へのJRの特急列車は,東京駅から総武線経由で運転されいるために,今回の臨時列車の設定は常磐線沿線の空港アクセスの利便性向上が期待される。
ただ,上野からの利用客の多くは京成電鉄の京成スカイライナーを利用しているためなのか,それとも認知度が低いためなのか,利用客の状況はあまり多くは無いようだ。インターネット上の様々なブログや掲示板を見ると,鉄道ファンの利用が殆どで,一般客の利用は少ないようだ。成田線の我孫子支線は単線であることや方向転換による運転停車が非常に多く,所要時間も掛かるほか,運転している列車の設定時間も,朝と夕方だけの2往復という少なさも影響しているのかもしれないなどと,利用者が少ない理由にはさまざまなことが考えられる。
今回の列車は,「どの程度の利用があるか試したい」と東京支社長が毎日新聞の記事で語っているが,この状況では非常に厳しいと言わざるを得ないかもしれないだろう。利用客が多かった時には,運行する機会を増やすことも検討しているようだが,現状では何ともいえないだろう。
成田空港と都心を結ぶアクセス鉄道として,京成電鉄は2010年度までに成田高速鉄道の開業を目指している。開業した暁には,京成電鉄は上野~成田空港間を160km/hという高速運転によって最短36分で結ぶことを目指している。この路線の開業は,JRの運転する「特急成田エクスプレス」に大きな影響を与えることは強いと見られ,成田エクスレスや快速列車の「エアポート成田」,そして今回のエアポート常磐と共に今後の行方に非常に注目したいところだ。
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