なまもの
わたしが ごさいの ほわいとでーのひならいごとから かえるとかあさんが ないていたこまりがおの とうさんとてーぶるの うえには ちいさな しろいはこちちに うながされて はこに ちかづいたはこには ぽつぽつと ふしぜんに あながあいていてふしぎに おもった わたしが かおを はこに ちかづけたときがさがさっはこが うごいたなかを みると でてきたのは ちいさな こいぬだったこちらをみて ちぎれんばかりに しっぽを ふっているわたしは いぬを だきあげて ほおずりをしたとなりの にいさんも やさしく あたまを なでていたかあさんは まだ ないていた「うぇんでぃーを わすれたの?」それまで ひとことも はなさなかった かあさんがしずかな つよい くちょうで そういったわたしの りょうしんは わたしや にいさんが うまれるまえからいっぴきの いぬを かっていたなまえは うぇんでぃーおだやかな かしこいいぬでわたしが にいさんと けんかをしてかあさんに いえから しめだされたときいぬごやに はいってなきながら はなしを きいてもらっていたうぇんでぃーは じっと こちらをみてきまって なみだを ぺろっと なめてくれたそのうぇんでぃーが じゅうにがつに しんだのだじゅうにさい だったわたしたちは みな ふかく かなしんだがなかでも かあさんの おちこみようは ひどくさんかげつが たってもうぇんでぃーが ねむっている にわのまえを とおるたびにわっと なきだして しまうほどだったかいたいおせわも じぶんたちで するからわたしたちが ひっしに たのんでもかあさんは かえしてきての いってんばりでそのとき ずっと だまっていた とうさんが いった「なまものだから へんぴんは できないよ」そうして こいぬは かぞくの いちいんになったあれから ながい ねんげつがたちその こいぬは せんげつじゅうななさいの たんじょうびを むかえたあたまや ひげには しらがも めだちみみは あまり きこえないけれどごはんは ばくばく たべるしかいだんだって まいにち げんきに のぼりおりするみみが きこえなくたってじぇすちゃーで おすわりや まてだって かんぺきだそれでも そうとおくない みらいいつかくる おわかれのことを さいきん かんがえるようになったこうかい しないようにいまは おだやかに ともにすごす まいにちを たいせつにしたいながいきしてね