闘病生活を「闘病」と特に意識せずに過ごせるのは
家族がそばにいて、笑って過ごしているからだと
ふ、とした時に実感します。
家族では賄いきれないことが起きた時、
一緒になって考えてくれる、
両親や親族がいてくれるおかげで、
「自分たちだけじゃないんだ」
と思えて安心して前に進めます。
日々自分の内面や病気と向き合うことで、
張り詰めた気持ちを、
くだらない話でも揉みほぐしてくれたり、
同じ目線でこの状況を考えてくれる友人がいるおかげで、
今の自分があります。
何気なく歩いている道ですれ違う人との
道の譲り合いの最中に垣間見る笑顔に、
生きるって一人ではないんだなと
感謝をしたりました。
そうなんですよね。
一人ではないんです。
ガンとここまで向き合うようになってから、
よく「一人では生きられない」ということを
思い知らされます。
人間は、繋がって、支え合って生きている。
だからこうして前向きに生きていける。
ガンと宣告された時、
ショックで立つことすらやっとな状態で、
妻に電話をした時、自然と涙があふれ出ました。
恐さと、「なぜ俺なんだ!?」という悲しさと、
「誤診なんじゃないか!?」という勝手な希望と、
時間に限りがあることをいきなり突きつけられた
現実との向き合い方とが混ざり合って、
今までに流したことのない涙の種類でした。
妻から、ガンの宣告を受けたとの報告があった時、
私は自分のガンの摘出手術のため入院しており、
病院で電話を受けました。
私が家にいなかったことで、
どれだけ不安んだったか・・・。
そう考えると今でも心が痛みますが、
妻もまた泣いていました。
3日くらいまともな思考ができなかったと言います。
それでも、今こうして夫婦でガンに向き合っています。
毎日「今日も生きています、ありがとう」と
太陽に向かって手を合わせられます。
娘を一人にしたくない。
娘のバージンロードを一人で歩かせたくない。
だから、夫婦で目標を決めました。
ガンに打ち勝つための生きるための目標です。
「娘の結婚式に夫婦揃って出よう!」
そのために日々、自然食や、化学治療を
精一杯やっています。
ガンになって気がついたのですが、
当たり前が貴重な物へと変化します。
「日々の積み重ね」とよく言いますが、
ガンと向き合う前は、日々一生懸命生きていた物の、
その日その日に感謝はしていませんでした。
当たり前に明日は来ると思っていましたからね。
でも、明日も貴重な訪れで、
新しい1日を迎えられたことに感謝をして
いまは生きています。
そう思えるのも、周りの方々が笑顔で支えてくれるからです。
家庭で出来る自然療法 東城百合子