人は生まれた瞬間から、死に向かっていると言われます。それと同じように、出会いがあれば、必ず別れがあると言われる。

 

どんなに悲しくとも、その時はいつかくるようだ。悲しみをこれほど痛いと感じたことはないかもしれない。そして、悲しみがこんなにも虚しいものだと感じたこともない・・・と思う。

 

人生は儚い一時の夢だと言う人もいる。

そのくせ人は忘れることのできる生き物だったりもする。

 

時間の経過がこの痛みから解放してくれるよと皆が言ってくれる。でも、その頃に妻の顔を鮮明に思い出さなくなりそうな気がして、時間が経たなければいいのにと思ってしまうから、ややこしい。

 

先日、古くからの友人が通夜の夜に遠方から車を走らせてわざわざ来てくれた。

 

久々に会う彼らとの会話は、ほんの一瞬でも悲しみの中にいることを忘れさせてくれるもので、その力に改めて支えてもらって生きているんだと気付かされら形となった。

 

生前、妻とこんな話をしたことがある。

 

僕たちは「ガン」という、言ってしまえばあからさまな辛さを抱えているから、周りの人たちも「可哀想にね」と優しさをかけてくれるけれど、忘れちゃいけないのは、生きるって楽なことじゃないから、見えないだけでみんな多かれ少なかれ悲しみ、辛さや重荷を抱えているってことだよね。かけてくれた優しさは、そんな見えない悲しみ、辛さや重荷と向き合って余った部分を僕らに使ってくれている。そのことを忘れたらいけないよね。

 

妻はうんうんと言っていた。

 

妻とはたくさん喧嘩をした。

付き合い始めた頃は2週間近く無視される大喧嘩もしたことがある。

結婚式の当日、婚姻届を出す直前まで大げんかをして、式を取りやめるべきか?とまで本気で考えたほど。

 

それでも、一つとして無駄な喧嘩はなくて、必ず喧嘩の熱りが冷めると2人で話し合って何がずれているのか、何が食い違っているのか確認した。時には朝まで。

 

娘ができて、妻は母親になった。

妻は娘ができたら「華」という漢字をつけたいと思っていたと話し、僕は、華やかなだけではなく実を結ぶように菜の花の「菜」をそこに付け加え、「華菜(はな)」と名付けた。

 

華やかであり、実を結ぶ人生を送ってほしい。

 

娘が大きくなるに連れ、妻の笑顔が柔らかくなり、僕に対しての発言のほとんどが娘を守るためのものとなった。

不思議と娘のことで怒られるのは、嫌な気持ちになることが少なかった。

 

 

ある雨の日、電話がなって妻が震えた声で乳がんであることを僕に告げた。

 

とにかく前を向いてやれることをやろう!と言った僕の言葉に、そんなに早く割り切らないと泣きながら電話が切れたのを覚えてる。

 

そこから3年間、本当に多くのことを話して、それまでの結婚生活以上に笑って、泣いた。

人の優しさをこんなにも温かく感じたことはないし、その間、僕も休職をしたため、毎日のように一緒にいる生活が送れた。

 

健康なら顔も見たくない日があっただろうけれど(妻にはあったかもしれないけれど)、毎日その日その日を楽しく過ごすことができた。

 

妻はあまり笑わないくせに、撮りためている番組のほとんどがバラエティで、時間があるとそれを2人で見た。

 

僕のやりたいと思うことに一度もストップをかけず、やりたいようにやりなよと言ってくれた。なんでも試し、合わなきゃ辞めるがモットーなんだという僕の屁理屈に「ふぅーん」とだけ言うあの人が好きだった。

 

2018年8月7日、それまでの2日ほど会話ができなくなった妻が明け方に何かを発した。

 

それで目を覚ました僕は、妻に駆け寄り「どうした?喉乾いたか?」と聞いた。

返事はなく、そこから15分ほどかけて息が小さくなり、妻が旅立った。

 

最後の最後まで妻は僕と一緒にいてくれた。

 

亡くなる3日前、妻とした最後の会話。

「いくちゃん、愛してるよ」

「私も、愛してる。大ちゃんでよかった。」

妻は精一杯体の力を使ってそう言ってくれた。

 

それが最後の会話になるなんて思ってなかった。

 

おかしいと思われるかもしれないけれど、僕はガンになって良かったと思える部分もある。

 

もちろん妻を蝕んだガンを大い憎んでいるけれど、あのかけがえのない時間は、果たしてガンの闘病をしていなかったらあったのかな、とも思うのだ。

 

妻とも話していたが、生きる死ぬは僕らでは預かり知らぬこと。でも、生きてるうちに何をするかはそれぞれの裁量に委ねられいる。

 

毎日をただ過ごしてしまいがちな僕も、妻との時間や、自らの体と向き合いながら、そして娘と向き合いながら、その尊さを忘れたらダメだと強く思うようになった。

 

生きることは悲しい。

生きることは辛い。

生きることは苛立つし、

生きることは面倒なことが多い。

抗がん剤のルートを何度も刺されて滅入ることもあるし、

体調が優れなければ気持ちを晴れやかにはならない。

走っている人を羨ましく思ったり、

イライラして娘に眉間のシワを指摘されることもある。

寒暖差にすこぶる弱くなった体が鬱陶しいとも思うし、

美味しいご飯をなんの気も使わずにたらふく食べたい!とよく思う。

 

うん、不満が多い。

 

 

でも、ふと目線をあげると、

生きるからこそ見える風景や、

生けるからこそ生まれる喜び、

生かしてもらっていると感じられる優しさ、

そして沢山の笑顔がある。

保育園に迎えに言った時に見れる娘の屈託のない笑顔も、

友達からの「久しぶり、元気?」の連絡も、

友人から送られてくるユーチューブのリンクに載っかったパワーチューンも、

あったかいお茶の美味しさも、

バカな話でに笑って出た涙も、

見えない想いも。

すごく沢山の支えがある。

 

僕の妻から託された使命は、

娘と沢山笑うことなのかもしれない。

 

結婚生活は7年で小休止を迎えた。

きっといつか雲の上でリスタートができると信じている。

 

信じているけれど、まだすぐには行けないよと妻に手を合わせて話をした。

 

まだやりたいことがある。

あなたの知っている飽きっぽい性格故に。

 

愛してるよ。

いつもありがとう。

引っ越しの準備に追われ
更新が滞ってます。

こういったところも、
自分の足りない部分だなとかんじます。
気ままにやれば良いとはいえ、
継続出来ないことを再確認してます(笑)

さて、
脱毛が始まり、
下の毛や脇毛だけかと思った矢先、
頭髪も抜けはじまて、
シャワーを浴びながら撫でると、
手に毛が‥‥。
しかも終わりの見えない撫で撫でが
続き、なかなかシャワーが終わらない。

朝起きると枕にも短い毛が
たくさん付いている状況になり、
服を着ても襟元がチクチクするので、
思い切って!

シェービングクリームを塗って剃りました!

これまで感じたことのない
頭の地肌びっくり
頭を撫でても地肌なので滑らない。

そのくせ、帽子は滑る(笑)

なんじゃこりゃ!


でも、この方が楽です。
気にしなくて済むし。


ただ、こうなって思うのですが、
毎朝スタイリングして、
気持ちよく自分の好きな髪型で
外に出られることも、
やっぱり何気ないことだけど
幸せなんですよね。

今はそれがわかります。
癌はそういうことを
痛いほど教えてくれます。

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引っ越しの片付けをしていたら
昔カナダに留学して居た頃の
写真が出てきました。

スキンヘッドになって、
ロン毛の頃の自分を見ると、
なんか笑えます。

在宅療養はその名の通り
自宅にいることがほとんどで、
どうしてもテレビを付けてしまう
ことが多くあり、
その度に、
「あ、しまった。辞めておけばよかった」
と感じます。

テレビから入ってくる情報の
全てがいけないと言うわけではないけれど、
コメンテーターが
空調が効いた環境で、
季節外れのノースリーブを着た
タレントやモデルと肩を並べて、
凄く安全な場所から、
ひとつの事件の加害者とも被害者とも
受け取れる当事者のことを、
良し悪し述べる光景が
多すぎるように感じます。

公共の電波を使って、
関係のない人たちが、
関係のない事件に対して、
関係のない立場から意見を述べる。

誰がを悪者のように見せたり、
誰がを異様にキラキラ見せたり。

そりゃ、若者のイジメも
撲滅に向かって行かないわけですよね。
やってることが同じではないけれど、
寄ってたかってな感じに、
違いがあるようにも見えないし。

広くいろいろな意見があるべきで、
間違う人がいて当たり前なのが、
意見だと思うんのです。

見当違いな意見も、
まともそうな意見も、
偏った意見も、
それぞれにぶつけあうことで、
公平なジャッジができる
というものじゃないのかな。


人は時間があると
こんなことに目がいくんですね。

今の子供達にとって
テレビは第1のメディア
ではないのかもしれませんが、
それでも、強いメデイアなのは
間違い無いと思います。

そうであれば、
子供達が目をキラキラ輝かせて、
明日への期待を沢山もてるような
そんな内容の報道が増えてくれたら
日本の未来も素敵なのになと、
そう思う今日この頃です照れ
昨晩、お風呂に入って
ブログを更新するつもりが、
娘を寝かしつけながら
ポカポカして寝てしまいました照れ

少し更新が開いてしまいましたが、
体調は今の所落ち着いており、
患部(首の左側)は少し痛みますが、
食欲もあり、元気です。

ですが、
昨日お風呂に入っていると、
「パパ、毛っけがいっぱいあるよ」
と娘が言うので鏡を見てみると、
頭髪は無事な様子・・・
っと言うことは!!
と隠毛を引っ張ってみると
一気に沢山抜ける抜ける。

脇も同じように
軽く引っ張ると抜けてしまいます。

剃ってしまおうかとも
考えましたが、
ん〜なんか気持ちが決まらない。

なので、娘と湯船の中の
毛っけたちを丁寧に取り除き、
お風呂を出ました。

体へのダメージを
目で見ると薬の威力って
凄いんだなと改めて気づかされます。

効果の表れと捉えて
ありがたくこの反応を
消化していますが、
毎回お風呂に浸かるたびに
抜け落ちていると、
一番風呂の時は
救い出すのに時間が掛かるなぁ
とその点だけは嫌です。

下の毛が抜けてきたと言うことは、
頭髪も間も無くです。

心の準備をしっかりと
しておかなくてはな滝汗

前回の検査でもそうでしたが、
頚椎にいる癌細胞は、
この2ヶ月も着々と増殖しているようで、
抗ガン剤が効いてくれることを
切に願っています。

さて、タイトルにもあるように、
思い切った治療法(?)として、
妻とも話し合い、
引っ越しをすることに決めました。

2人とも抗ガン剤を投与しているので、
体力的にも、金銭面的にも
余裕はないのですが、
思い返せば、
以前住んでいた場所で
結婚をし、
娘を授かり、
娘を授かったことを機に、
妻の実家にほど近いこの街に移り、
この家に住んで半年で2人とも
ガンを患い・・・。

この家が悪いわけではないのでしょうが、
この家と会っていないような気がして、
思い切って引っ越しを決めました。

妻の知り合いの、
占星術の方にも方位とタイミングを
見てもらい、
2人ともに健康運の上がる方角で、
タイミングに移ることに決めました。

これまでどちらかといえば、
言い伝えやこういった目に見えない
占いなどをバカにしてきた私ですが、
色々と短時間で凝縮した経験をすることで、
そういった考え方もあるのかもな、
と思うようになってきました。

占星術によると、
4/1に必ず移動するべきだそうで、
それ以前でも、それ以降でも
ダメだそうです。

引越し屋さん探さなきゃ・・・。
急な引っ越しに、
なんの準備もまだ出来ていませんが、
家族が笑顔に包まれる、
好転する機になればと思います。

引っ越しで病気は治りませんが、
気分が変わったことで、
良い流れができ、
治療にもつながることを願って太陽
本日は妻が手術後初めて
抗ガン剤を投与するとあって、
午前中からの秩父方面へ。

午後からの投与だったので、
少し早めに出て、
阿里山カフェにてランチを
食べました。

台湾にある阿里山という
日本でいう富士山のような
ポピュラーな山があり、
オーナーの奥様が
台湾の阿里山地方の
出身だったことからと
オーナーが阿里山の美しさに
惚れ込んだため
その名がついたとのこと。

台湾は本当に何度も行っており、
久々に本場の阿里山茶を堪能し、
オーガニックランチを
(しかもめちゃうま!)
堪能し、現在妻の抗ガン剤が
終わるのをまっています。

久々にゆっくり、
気持ちよく2人でランチできたので、
それだけで満足な一日でした。

ポカポカ陽気で、
贅沢ないちにちです。

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ビニールに覆われて防寒されたテラス。

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ベーグル好きの僕は、ベーグルサンド。

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レシピ本がありました。

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食品を販売しているお店が併設されており、
自然食材を購入できます。

本日も午前中に、
三田病院にて白血球注射を打ち、
その足で慈恵医大に来て、
首のレントゲン、CTを撮影後、
現在、診察を待っています。

最近は、とにかく体に入れるものを
しっかりと制限し、吟味していて、


-精製された砂糖
-牛、豚、鶏肉
-保存料などを含めた添加物
-農薬
-水道水(直接飲む) 

これだけはなるべく摂らないように
毎日の食事をしています。

そして、 


-朝昼晩の自家製フレッシュ野菜ジュース
-ストレッチ
-枇杷の葉温灸(自宅で)
-陶板浴
-体温を高める努力


も合わせて行っています。

気が向かないときは、
気持ちに任せて、
やめる時もありますが、
基本的にはルーティンとして
毎日行っています。


こうなると身体は
研ぎ澄まされてくるのか
路上でのタバコの匂いが、
30メートル?もっとかな、
先の方からもわかり、
近くを通ると息ができないほど
苦しく、不快になります。

5年ほど前まで、
1日2箱ほど吸うヘビースモーカー
だったのですが、
身体を気遣って生活を送ると、
本来の身体の声が、
聞こえるのかもなと
近頃思います。

痛い、気持ちいい、気持ち悪い、
お腹すいた、眠たい、だるい、
面倒くさい、寒い、暑い・・・・。

などなど、
身体は常に自分自身を守るため
環境に応じたシグナルを
送ってくれています。

癌になってこうして
身体と向き合うまで
こんなことは考えもしませんでしたが、
身体の声に耳を傾け、
正直に生きることが、
身体を労わる
「メンテナンス」と
呼ぶのかもしれません。

自分の管理の仕方なんて
これまで考えもしなかったし、
そんなことに興味が
ありませんでしたが、
癌になった今、
その大切さを痛いほど感じてますお茶



Junnosというアーティストに 
出会いました。
気持ちをありのままに
音に乗せてぶつけているその感じが
ビンビン心に響いてきます。

そのままでいいじゃないか。
少し早って、大切なものを
味わえてないんじゃないかい?
と歌詞を聴いていると考えさせられます。

旅の人と言う歌の歌詞の中に、

〜風の吹くまま、
見たもの見たまま、
感じたこと心に留めたまま。
風の吹くまま、
波の砕け散る様
いつもいつも旅の人。〜

というサビがあるのですが、
頭で考えず、
心で感じるべきなんだと
気付かされます。

今日も白血球注射を打ってもらいに、
往復3時間弱の旅に出てます。

今日も感謝して、
味わい尽くしたいものです。


抗ガン剤投与から1週間。
体のだるさは未だ続いており、
横になると直ぐに眠くなる始末無気力ピスケ

少し動けば、
その後にだるさが押し寄せて、
「あれ、俺の身体こんなに
扱いにくいかったっけ?」
と気持ちが晴れやかになりません。

熱も37.5度前後を
行ったり来たりし、
鼻水も・・・・。
今年から花粉症デビューも重なったのか?
と思うくらいの水っぱなカナヘイびっくり

それでもなんとか三田病院に行き、
採血をし、歯のクリーニングをしてきました。

採血の結果は、
白血球がかなり減少しているとのこと。
そのため、今日から3日間、
白血球を皮下に注射するためだけに、
片道1時間半の道のりを通院するこのとに大泣きうさぎ

通院だけで疲れちゃいますね・・・。

っと、今日は愚痴が多くなってしまってます。

少しの変化にも、
抗ガン剤に慣れていないせいか、
比較対象がなく、
どこまで悪化し、
どの程度で緩和していくのか、
わからない分、
気持ちが来ない時があります。

そんな時は、
焦らない、騒がない。
流れに任せる。

そう自分に言い聞かせて、
今を生きてます気合いピスケ
節々の痛みが緩和するので、
まず、朝起きて白湯を飲み、
暖かいことシャワーを浴び、
ストレッチを15分ほど
するようにしています。

これを寝るときも繰り返し、
間にビワの葉温灸をしたり、
里芋パスターをしたり、
体のメンテナンスを
これまで以上に気にかけて
過ごしています。

メンテナンスをする
という考え自体を
ほぼ持っていなかったのですが、
本当に今年に入ってから
メンテナンスをすることに
重きを置ける生活に
切り替えられています。

それは、やはり妻と2人共
同じ目線で向き合っていられる
からなんですよね。
助け合いながら
前に進んでいます。

牛歩ですが・・・あんぐりうさぎ

さて、今日は体調が少し良くなったので、
軽い運動がしたくなり、
カメラ片手に娘と
日曜散歩に行ってきました太陽

ゆっくり30分歩いただけですが、
すごくリフレッシュしました。

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