「ゼニがネェ、ゼニがネェ。」
言い続けてみるもんだ、
見かねた知人が「ゼニ」くれた。

寛永通寶ね。
三~四〇〇億枚くらい鋳造されて、
今でも一〇〇億枚くらいは現存してるとか。
今でも一〇〇億枚くらいは現存してるとか。
煕寧元宝も一枚混入。

手前3枚は一文銭、
奥の波模様のものが四文銭。
大抵は銅貨だけど、
右奥の赤く錆びてるのは鉄貨。
右奥の赤く錆びてるのは鉄貨。
実物初めて見た。
このお金、
いつまで国内で使えたか御存知?
なんと、
昭和28(1953)年の大晦日まで。
昭和28年法律第60号
「小額通貨の整理及び支払金の端数計算に関する法律」
「小額通貨の整理及び支払金の端数計算に関する法律」
が施行されるまで、
実際使うことは無かったんだろうけど、
法的に「円」未満の通貨(銭や厘)同様に、
使ってよかったってこと。
実際使うことは無かったんだろうけど、
法的に「円」未満の通貨(銭や厘)同様に、
使ってよかったってこと。
ただし、
ギザギザ十円一枚と交換するにしても、
四文銭なら5000枚。
一文銭なら10000枚必要。
ギザギザ十円一枚と交換するにしても、
四文銭なら5000枚。
一文銭なら10000枚必要。
重いぜ。
(注:銅貨四文銭は二厘(0.002円)、銅貨一文銭は一厘(0.001円)として扱っていた模様。)
両替の苦労のわりに、
大したものは買えないね。
大したものは買えないね。
まて!
貧乏解決せずじまいだ。
これからワタクシにゼニくれる予定の皆様、
是非、現行通貨で。
これじゃ、
蕎麦一杯たぐれやしない。
森山田