今日も、

この時計をしていたら、
突っ込まれた。

「その時計は何?」

毎日毎日、
結構HAMILTONばかり腕にしているが、

聞かれるのは、
決まってこの時計をしている時ばかり。


目立つのね、
やっぱり。


丸でもなく、
四角でもない。

あえて言うなら三角形。


エルビス・プレスリーは「ブルー・ハワイ」で、
トミー・リー・ジョーンズも「メン・イン・ブラック」で。

ブライアン・セッツアーや、
CKBの横山剣、
野宮真貴。

そういえば、

大竹まことも。


みんなこの時計の大のファンだとか。



オリジナルは1957年発売。

"the world's first ELECTRIC watch!"

としてエレクトリック500シリーズの名の下に、
18金マスターピースシリーズモデルとして、
$200で発売。(通常品は$125。)

ペットネームは "Ventura"。

勿論、
動力は電池。


21世紀の今現在、
時計が電池で動くのは子供でも知ってるコト。

でも、
わずか50年前、

機械式時計しか存在しなかった時代に、
それはとてもセンセーショナルで画期的。

黒金二色のベルトに三角のフェイス。

デザインはアメリカの工業デザイナー、
リチャード・アービブ。


美しき左右非対称。


この2年後、
彼はキャディラック('59)のテールフィンを手掛る。


この"マスターピース"というコトバ。

HAMILTONに於いて、
この時計はそれに相応しい。

イメージ 1


当時、
ムーブメントは、

「電磁テンプ式」。

残念ながら今は生産はおろか、
修理すらままならない代物。

現在販売しているものは、

「クオーツ式」。

ベンチュラ発売50周年として、
「機械式」のものも発売されたようですが、

この時計に限っては、
電池で動いて欲しいなぁ。


イメージ 2

この黒文字盤にシルバーケースの他にも、
白文字盤にゴールドケース等、
いくつかの組み合わせがあります。
ベルトもレザーとメタルが選べる様子。

クロノグラフもあるよ。


買った時には黒いレザーベルトが付いていましたが、
ワタクシは蛇腹のメタルベルトを付けました。


だって、


格好いいから。





ちなみにこの時計、

30歳過ぎるまで、
腕にしてはいけません。


だって、



格好いいから。







キズキズにして使え!

ロケンロール!





森山田