スタジオジブリ宮崎駿監督作品「もののけ姫」
最新作「君たちはどう生きるか」の公開を記念して来週金曜ロードショーにて放映されます。
6年前にもののけ姫について記事を書いていました。
再掲です。
もののけ姫についてのお話をふたつ。
まずはモデルとなった森。
「もののけ姫」は深く神々しい森を舞台にした物語ですが、実はモデルとなった森が実際にあります。
それが鹿児島県に属する「屋久島」です。世界遺産にも登録されている美しい自然があります。
仕事で鹿児島からプロペラ機で行った事があります。振動がすごく怖かった。
世界自然遺産の森に入ると、本当にそこは「もののけ姫」の森でした。
木々がおおきくうねって絡み合い、苔が見渡す限り生えてました。
都会の森って管理されてますよね。みんな賢くならんでる。
でもここの木々は人を捕って喰らいそうな荒々しい野蛮さをもってるように感じました。だから美しいのだなと思いました。
「もののけ姫」の中の「シシ神の森」は、いろんな解釈がありますが、僕は最後には死んだ、と思ってます。人間が簡単に足を踏み入れれる、神のいない森になってしまった。
そしてメッセージ性。
「もののけ姫」には真っ直ぐなメッセージ性、キャッチコピーがあります。
それがジブリ作品の多くのキャッチコピーをつくってる糸井重里さんの、
『生きろ。』です。宮崎駿監督は昔インタビューで下記ようなことを言ってました。
今の子供達は自分が祝福されてないと感じている。どうしてこんなにも色んなものを背負わされて生まれてきてしまったのかと。
これをアシタカが受けた祟り神の呪いとして表現したらしいです。
祝福されてない子供達に対して「生きろ。」
一見、命令形でとても厳しい言葉の様ですが、「生きろ。」ということは「どうか生きてくれ」ということ、「この世界に存在していいんだよ」ということ。
生半可な言葉で、死ぬな、大丈夫だよ………と言われるより、「生きろ。」と言われた方が、ずっと心に響く人も多いんじゃないでしょうか。とても深い言葉です。
宮崎駿監督はアニメーションは子供達のもの。と言い切ってますから「もののけ姫」という作品はそういった子供たちを祝福してるのでしょう。
アシタカを嫌う女子は意外に多い。だってカヤが………。
以上、また観たくなりました。
ポップコーン買っとこ。
しかし元気やなぁ。
最後素晴らしくやらかしましたなぁ。