ドラマ「明日ママがいない」が終わりました。
最後は感動・感動で終わったらしいですが、いろいろと物議を呼んだドラマでしたねぇ。
私は1回半くらいしか観てないので内容については詳しくは言えません。
ただ観た回に限って言えば、「そこまで問題になる内容か?」と思ったのが正直なところでしたね。
まぁその時点で、ストーリーがどれだけ風評に影響を受けていて、どれだけ当初の予定と変更されていたのか分りませんが…。
その問題になった表現が、どれだけの方を傷つけたのか、正直言ってそれは私には分りません。
しかし表現者の端くれとしては、圧力に屈して内容変更しなければならなくなったと言うのは本当に残念だし、恐怖と言う以外ありません。
その批判的な方々の言っている事は分ります。
「当事者を傷つける」
「子供たちに悪い影響がある」
他にもイロイロでしょう。
でもですねぇ…。
でも言いたいんですよねぇ…。
いい影響を与える(と思われる)作品だけを世の中に送り出していればいいんですかねぇ?
今の時代、僕らの子供の頃より、明らかにその方たちが好むような作品の割合が大半を占めていますよね?
暴力的な表現は激減し、暴力団やヤンキーがメインの作品は本当に見なくなりました。
性的表現は無くなり、おっぱいにはモザイクがかけられるようになりました。
我々役者が表現に困った時のお助けアイテムの定番だったタバコは、もうどこに行ったのでしょう?
なのに、
「アンネの日記は彼女自身が書いたものじゃない事を訴えたかった」と言って破って回った36歳。
「会ってくれなきゃ裸画像流す」と女子中学生を脅した26歳。
18歳相手に「別れ話がこじれたから」といって首を絞めて殺した36歳。
「人生格差犯罪だ」と勝手に『黒子のバスケ』作者を逆恨みした36歳。
千葉県で元交際相手を刺殺した23歳男と、同棲しながら3股をかけていた22歳の被害者女。
後を絶たない、児童買春で逮捕される教師や警察官…。
なんでこんなにロクでもない事件ばかり、次々と起きるんでしょうかね?
それ以前に、教育上良い作品だけを垂れ流して世の中が良くなるなら、何で世界から戦争がなくならないんですかね?
表現は、選択出来てこそいいんじゃないんですか?
その力を身につけられる環境をつくってあげる事が、大人の役目なんじゃないですかね?
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