一昨日、所属者の女子S(31)からメールが届き、「レッスン前に少々お時間をいただいてお話したい事が…」。
あぁ、またかな?と思って話を聞いてみると、やはり事務所を退所したいとのこと。
ウチは基本“去る者は追わず、来る者は拒まず(たまに拒む)”だから無理に引きとめることはしませんが、
彼女は非常にまじめで最近レッスンに対しても前向きになってきたと思っていたところ。
理由を聞いてみると…
S:「どうしても声優を目指したいんですが、先日ドラマCDの収録に行ったら以前出来ていたマイクワークなどが出来なくなっていて、それでウチの事務所じゃそういうレッスンをあまりやらないから、やっぱりそういうことを専門的に教えてくれる所に行かねばと…」
私:「その時は出来てた訳?」
S:「はい」
私:「…いや…、多分その時もきっと出来てなかったと思うよ。今は、自分が出来ないという事を判断できるまでに成長したんだと思うけど」
S:「えっ…(しばらく絶句)…」
私:「それに、もしその時に出来ていたなら、他で習わなくても自主練すればいいんじゃないの?たったそれだけを学びたいから、せっかくここまで成長してきたのに辞めるなんてもったいないと思うけど?
それに第一線で活躍してる人だって、声優だけで食えてる人ってほとんどいないよ。
あなたの年齢を考えると、もっと柔軟に構えた方がいいと思うんだけど?」
S:「現実は分ってるつもりです。でも…やっぱり…声優演技と顔出しの演技は違うと思うんで…」
…どうやら、今の自分が出来ていないと判断できるまでには成長したようですが、前の自分も出来ていなかったと認める事が出来るほどには成長出来ていなかったようです。
声優を目指したいという人達には、本当にこういう成長に邪魔なプライドを捨てられない人が多いです。
ただ「やりたい!」だけで、現実を突きつけられてもそこに向き合わない(向き合えない)。
こちらがルートを示してあげているのに、これに従いたくないのであれば、最初から事務所などに所属しなければいいのに…。
理解不能です。
まぁ、頑張ってくださいとしか言えないですね
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