「岡目八目」と言う言葉があります。
「岡目」は「傍目」とも書き、他人がしていることを脇で見ていることです。
囲碁や将棋から出た言葉で、囲碁や将棋を脇から見ていると、実際に打っている人よりも、八目も先まで手を見越しやすいことから、事の当事者よりも、第三者のほうが情勢や利害得失などを正しく判断できるという諺ですね。
さて、自分はウチのメンバーに「やった気、やれた気になってる奴が一番たちが悪い」とよく言っています。
自分達の仲間内で手売りでチケットを売って、観客は友達の友達レベル程度までしかいないような小劇団の公演で、
カーテンコールの拍手やアンケートで充実感を感じている人達。
アチコチのWSに通い、いろいろ注意されることで勉強になってるなぁと感じている、通称「養成所ジプシー」と呼ばれる人達。
それじゃぁダメなんです。
そりゃぁ友達の友達レベルしか観客がいないなら、ほとんどの人が「良かったよ」「面白かったよ」と褒めてくれますよ。
勉強になってるなぁと感じてるWSを長年やってても、ちっとも成長が見えないのは何故でしょう?
そこに気付かないのか、敢えて目を向けないようにしているのか分りませんが、
そのレベルで「やった気、やれた気」になってられたら、プロの現場で恥をかくかもしれない。
それを教えているつもりです。
がしかし、そういう連中に限って、それが理解できない。
ウチのレッスンでちっとも褒めてくれない。オーディションに受からない。
↓
小さい劇団の舞台に出たい!ギャラなしでも、アンサンブルでもいいから、ちょっとキャリアのある人と一緒の舞台に出たい!
↓
褒めて貰って、拍手貰って充実感を感じる。
↓
ウチは褒めてくれないけど、あっちは褒めてくれるからウチを辞めます。
↓
もちろん鳴かず飛ばず。そしていつの間にか歳を取り…。
よく、役者は役になりきっている自分と、それを冷静に観察している自分がいないとダメだといいます。
まさに「岡目八目」。
レッスンでは自分がその役目を担ってますが、その言葉さえ冷静に受け止められないようでは、
お先も知れたもんです。
「自分はフリーで活動してます!」と言う人がいますが、その中の多くは「事務所に所属しない」ではなく、
「(能力的・性格的に)事務所に所属できない」人と言わざるを得ません。
「岡目八目」
大事です。
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