今から話すことは、ラブライブ!スーパースター‼︎のアニメが世界一大好きな1人のオタクが、この雑誌を読んで受け取った、"希望"の話です。
もしも。
もしもあなたがLiella!のことが大好きなら。
ラブライブ!スーパースター‼︎が大好きなら。
ここに記すメッセージを"一緒に"受け取ってほしい。
6月19日に発売したタブロイド新聞「ラブライブ!スーパースター!!特別号Vol.2」。先日の6th大阪公演の会場周辺で先行販売されたこの新聞記事は、メンバーとキャスト両方へのインタビュー記事が大きな特徴となっています。
アニメを背負った3rdライブツアー埼玉公演の日に合わせて先行販売されたVol.1同様、今回もアニメの内容を踏襲した素晴らしい内容となっており、もう本当に頼むからラブライブ!スーパースター!!のアニメを観た人は全員読んでくれの気持ちなので、ネタバレにならない程度に僕が咆哮した読んでほしい箇所をダイレクトマーケティングをしてみます。
・かのんがマルガレーテの部に行こうと思った時の本心
・かのんが「1期生がいなくても大丈夫だ」と思った瞬間
・可可のファンダメンタルすぎる記事
・千砂都が次の部長に思っていること
・恋の進路の話
・四季ちゃんの好きなアイスの話
・冬毬がマルガレーテのことをどう思ってるか
・かのすみ好きは黙って読んで額に飾れ
俺の求めてた「平安名すみれ回(ワンピース)」がそこにある。
……という具合に。
アニメ3期を更に更に楽しめる新事実目白押しのヤバイ内容で溢れています。
他にもたくさんありますが、今ざっと並べた内容だけでも絶対に読んでほしいことが伝わると思います。
さて。
これだけの内容じゃブログまで書いてません。
今回のインタビューの中には2つ、明らかに他と様子の違う特大の爆弾が隠されていました。ネタバレになりますが、ここだけはどうしても引用させてください。
まず一つ目はマルガレーテちゃんのインタビューからです。
マルガレーテちゃんは、まだ日本の高校生ではなかった昨年のラブライブ!にはインターナショナルスクール扱いで出場している。結ヶ丘にいようと思えば、来年度まではいられる。
「ラブライブ!スーパースター!!特別号Vol.2」ウィーン・マルガレーテへのインタビューより
この文章を読んだあなたは、この文章の意味がわかったでしょうか?
この部分です。
『結ヶ丘にいようと思えば、来年度まではいられる』
僕は3度見しました。
この記事が誤植等でなければ(カレシいない歴18年の15歳)
結ヶ丘にマルガレーテは来年度までしかいられない????
念のため注釈をすると、このインタビューは作中の時間的にラブライブ!2連覇から1期生の卒業式までの間の時系列になります。つまり「来年度」というのは紛れもなく2期生たちが卒業する年=結ヶ丘4期を指しています。
確かに調べてみるとインターナショナルスクールは、欧米基準で学習計画が立てられているため学年の始まりが9月、学年修了と卒業は6月とでてきました。
(2期11話)
"ウィーン・マルガレーテはインターナショナルスクールに在席し~
今年9月に進学した1年生。"
つまりウィーン・マルガレーテはアニメ2期の9月時点で高校生扱いになっていたから10月開始のラブライブ!にギリギリ出場でき、その扱いが結ヶ丘生になった今も持続している、と。明確なマルガレーテの卒業時期は定かではありませんが、ここで「来年度まで」と言っている以上はそうなんでしょう。
確かにこれまでも伏線はありました。
(3期1話)
3期1話でマルガレーテは、3期生の入学式の前から学校に当たり前のようにいて、1期生・2期生相手にビラを配っていました。
(入学式が始まるのはかのんがマルガレーテの元に行くことを決意した後)
今日もあの子練習休んだわよ!
1年生のくせに!
ウィーン・マルガレーテ(3期3話)
冬毬よりも先輩である風な台詞、マルガレーテの性格的にかわいらしいギャグシーンかと思ってスルーしていましたが、学籍的にも冬毬より半年先輩なのかもしれません。
3期が終わったタイミングで改めて突きつけられた、「結ヶ丘にマルガレーテは来年度までしかいられない」という事実。その衝撃に頭を殴られたのと同時に、自分の中に一つの"希望"が過りました。
すなわち。
「結ヶ丘4期のプロット」
実在するのでは?
ということです。
3期が大団円を迎えた後の、ある種エピローグや補完でしかないとも言えるはずの報知新聞のインタビュー記事。その最後にこの事実を明確に記述する意図ってなんでしょう?
"この先の可能性"が一切ないのであれば、『結ヶ丘にいようと思えば、来年度まではいられる』なんて一文、わざわざ書く必要なくないですか?
少なくとも監督や製作陣の脳内に『4年目の結ヶ丘』の構想が存在している可能性は大いに期待できるものではありませんか?
(3期12話)
だから、来年度のラブライブ!が最後の大会になる1年生――ウィーン・マルガレーテの瞳が『始まりは君の空』で光り輝くラストシーンを置いてくれたんじゃないですか?
僕は当時からこのシーンはなんでマルガレーテの瞳だけなんだろう?って考えていました。瞳が光るのは2期生や冬毬も同様だと思います。あえてマルガレーテだけがこのシーンでクローズアップされたのは、必ず意味があると思います。
この新聞記事と、彼女のソロ曲『ルカ』(ドイツ語で光をもたらす者)を聴いて、その意味が何となく分かったような気がしました。
このシーンこそ、"希望"なんじゃないかって。
アニメ4期、ないし劇場版のプロットを構想している制作陣が、『未来のウィーン・マルガレーテたちの物語を描けますように』って残した"希望"なんじゃないかって。
彼女はインタビューの最後に『3連覇のためにすべてをかける』とまで豪語します。
結ヶ丘3期生、ウィーン・マルガレーテは、結ヶ丘4年目のラブライブ!で3連覇を土産に故郷ウィーンへ舞い戻る。先輩5人と、4人に、光降り注ぐ歌を贈って。
そんな未来の物語が、見たくないですか?
いやいや、マルガレーテの一文だけで何をおっしゃる妄想乙wwと言う方も多いでしょう。ですが、根拠となる記述が、もう一人のインタビューに存在しています。
学校が結ばれていくことを誰よりも願う人。
もう一人のインタビューは葉月恋ちゃんからの引用です。
きな子さんの後には、きっと誰かがまた違う結ヶ丘をつくっていってくださるでしょう。人が集い、つながった縁が、結ヶ丘をもっと素晴らしい学校にします。そしてもし……いえ、今それを口にするのはやめておきます。まだ夢の段階でしかありませんので。もう少し、形にできるようになったら、その時にお話します。
「ラブライブ!スーパースター!!特別号Vol.2」葉月恋へのインタビューより
いや、3期が終わった後の書籍で、その夢を書かない理由って何ですか?
「もう少し形にできるようになる未来」が、いつか僕らの下に訪れる兆し以外の何だっていうんですか?
あなたは、この「そしてもし……」の後に繋がる葉月恋ちゃんの夢は、なんだと思いますか?
きっと、分からないのが正解だって思うんです。
その答えを、見に行きたくないですか?
そして。
みなさんはお気づきでしょうか?
ウィーン・マルガレーテが来年度3連覇をもたらした後、"残される相棒"がいることに。
2人しかいない3期生のもう一人。
鬼塚冬毬です。
マルガレーテのいなくなった後。
僕たちの知るLiella!最後の一人になる鬼塚冬毬が。
彼女が最後のラブライブ!に挑む姿が、見たくないですか?
Liella!のメンバーは、加入順に円陣で点呼をしますよね。
最高学年で、最古参になった鬼塚冬毬は、高校3年生のラブライブ!に臨むその時に。
こう高らかに叫ぶはずなんです。
1!
いつかの鬼塚 冬毬
って。
最初の『1』だった憧れの先輩に、リボンを巻いて貰ったその右腕で。
これからもよろしくね、Liella!のこと。
澁谷 かのん(3期12話)
一般公募で、Liella!のファンから選ばれた坂倉花さんが、最初の一般公募のスーパースター‼︎、伊達さゆりさんから託されて。
最後にはまた元Liella!のファンが未来へその意志を繋いでいく。
次の『1』が、また別の誰かに繋がっていく。
どうですか?
ここまで想定して鬼塚冬毬は"11人目"の一般公募生だったように思えませんか?
ここまで想定して、マルガレーテはインターナショナルスクールの9月入学という設定があるように思うんです。ここまで想定して、鬼塚冬毬に澁谷かのんのリボンが託されたように思えてならないんです。ここまで想定して、鬼塚冬毬役はLiella!のファンだった人から一般公募で選ばれたのだと、思わずにはいられなかったんです。
僕は、『1』って叫ぶ鬼塚冬毬が、見たい。
澁谷かのんたち10人のLiella!が、未来のLiella!に託した想いを、最後の最後に果てしない未来へと繋げていくことになる11人目の鬼塚冬毬が。
その姿を見れるのは、テレビアニメ4期でしょうか。それとも、劇場版でしょうか。
いずれにせよ、その夢が叶うのは今すぐに、ではないでしょう。叶う日など、来ないかもしれません。夢物語かもしれません。
じゃあ、諦めますか?
そして、ここから先はラブライブ!スーパースター‼︎のアニメだけでなく、現実世界のLiella!のことも大好きなあなたへ向けて書きたい。