あなたには、夢がありますか?

 

 

🪼  🪼  🪼

 

 

改めまして、ラブライブ!スーパースター‼︎3期全12話、お疲れ様でした。

 

絶賛スパスタロスと燃え尽き症候群で、胸にポッカリ穴が空いたようです。あなたも同じ気持ちでいてくれるでしょうか。

 

シェキラ☆☆☆から始まった今年、ラブライブ!スーパースター‼︎3期が放送された大切な2024年。そのエピローグとして最後に今日が誕生日の、"君"の話をして締め括りたいと思います。

 

"君"……鬼塚冬毬ちゃん。

お誕生日おめでとうございます。

 

ずっと3期であなたに会えることを楽しみにしていました。

今はもう、あなたと会えて。

あなたと1年を過ごして、あなたのことを知ることができました。

 

そんなあなたを振り返って今年を締めたいと思います。

 

 

🪼  🪼  🪼

 

 

"鬼塚冬毬"って少女が生まれてくれた意味。

 

鬼塚冬毬というスクールアイドルが僕たちにくれたもの。何となくそれが、3期12話までで分かったような気がしたんです。

 

全36話のラブライブ!スーパースター‼︎は、結ヶ丘のスクールアイドルたちが、それぞれの夢を見て、『私を叶える物語』の主人公として夢を叶えていく。そんな物語だったと思います。

 

そんな中で。

 

鬼塚冬毬ちゃんの"夢"って、何だろう?

 

それが3期中ずっと考えていたことでした。

 

(3期2話)

 

姉者、見定めさせて頂きます。

 

鬼塚 冬毬(3期2話)

 

そんな台詞と共に、姉者――鬼塚夏美の夢の予感であるスクールアイドルを見定めるため、新スクールアイドル部の扉を叩いてくれた冬毬ちゃん。

 

(3期11話)

 

私は、スクールアイドルが好き。

姉者が見つけた夢を、一緒に追いかけてみたい。

 

鬼塚 冬毬(3期11話)

 

11話、作中ではラブライブ!決勝大会直前の3学期までかけて、冬毬ちゃんはスクールアイドルへの"好き"、そして、"やりたいこと"を語ってくれるようになりました。

 

今ではすっかり、"スクールアイドル"となった鬼塚冬毬ちゃん。


ところで。

 

(3期12話)

 

かのん先輩!

リボン……リボン、ください!

 

ずっと、憧れてました。

スクールアイドルを、始めた時から……

 

鬼塚 冬毬(3期12話)

 

3期12話、冬毬ちゃんがかのん先輩へクソデカ感情を抱えていたことが発覚し、世はまさに"大とまかの時代"へ突入したわけですが。

(ありったけの夢をかけ集めろ)

 

そんな、大とまかの時代の始まり、すなわち冬毬ちゃんがかのん先輩への憧れを抱き始めたのは、いったいいつだったんだろうかという論点は、歴史学的にも興味深い内容となり連日連夜学会を賑わせています。

 

冬毬ちゃんの口から語られた、『スクールアイドルを始めた時』とは、いつを指すでしょう。

 

(3期2話)

 

初めて部活動の入部届けを提出した時、でしょうか。

 

(3期2話)

 

初めてスクールアイドルの練習着に袖を通し、練習に参加した時、でしょうか。

 

(3期2話)

 

僕の結論は、この時です。

 

代々木スクールアイドルフェスティバル予選オンラインライブ中継。

 

スクールアイドルが、スクールアイドルになる瞬間っていつだろうって考えた時、それはやっぱり、"誰かのことを想って歌を歌った時"っていうのは大きいと思うんです。

 

(3期2話)

 

歌おう。

言ったでしょ。

歌は人の心を動かす力があるって。

 

結果よりも前に、挑戦する気持ちをなくしちゃったら、何も始まらない。

 

私たちはこの日の為に、毎日積み重ねてきたんだから。

 

澁谷 かのん(3期2話)

 

3期でも指折りに好きなこの台詞。

マルガレーテに向けたかのん先輩の言葉を聞いて、この時冬毬ちゃんは声を漏らします。

 

(3期2話)

 

かのん先輩……

 

鬼塚 冬毬(3期2話)

 

僕はこの瞬間が、憧れの始まりだと思いました。

 

(3期2話)

 

ずっと夢に挑むマルガレーテの様子を観察もとい、"スクールアイドルを見定めていた"冬毬ちゃんにとって、このかのん先輩の言葉はどのような意味があったでしょうか。

 

スクールアイドルを続けて、夢が叶わなかった時に、その者がどうなるか。

 

(3期2話)

 

ーーあぁ、やっぱりだ。やっぱりスクールアイドルは、人を傷つけるんだ。


かのん先輩の言葉は、そんな自分の夢は叶わないと、現実に、世界に打ち砕かれた人へ向けて放たれた言葉でした。

 

 

"結果よりも前に、挑戦する気持ちをなくしちゃったら、何も始まらない。"

 

 

この言葉って。

 

(3期4話)

 

鬼塚冬毬が過去に、最愛の姉者に言いたくて、でも言えなかった言葉の全てだったと思うんです。

 

それは、鬼塚冬毬の"やりたいこと"だったと思うんです。

 

スクールアイドルは、自分のやりたいことを叶えるために歌う生き物です。

 

叶えたいって駄々をこねてたいよ

 

『Bubble Rise』より

 

叶えてよって、駄々をこねてたかったと思います。

 

(3期4話)

 

自分の夢は叶わないと、現実に、世界に打ち砕かれた人に。

 

"結果よりも前に、挑戦する気持ちをなくしちゃったら、何も始まらない。"と。

 

言いたかった。

 

(3期4話)

 

言えませんでした。

幼い日の、冬毬ちゃんは。

 

傷付いてほしくない人に対して、無責任に傷付いてでも始めてよなんて、言えるわけがありません。だから、責任をとるようにマニーの鬼となって姉者の笑顔を守護る道を選んだんです。

 

そんな、あの日言いたかった言葉を。

 

かのん先輩は、あんなにも真っすぐ。

あんなにも力強く。

言ってみせたんです。

 

(3期2話)

 

その気持ち、ずっと持ってようね!

 

澁谷 かのん(3期2話)


かのん先輩は、無責任な『持っててね!』じゃなくて、かのん先輩自身も持ってる気持ちを、"お互い"『ずっと持ってようね!』って言える人でした。

 

なんて、なんて、眩しい人なんでしょう。

 

隣で一緒に、夢を追いかける者として『持って"ようね!"』と言える澁谷かのんという夢追い人に、鬼塚冬毬はどうしようもなく焦がれてしまったのではないでしょうか。

(3期6話)(3期7話)

 

そんな"憧れ"と共に。

「トマカノーテ」として、本気でスクールアイドルを続けることになります。

 

(3期3話)

 

スクールアイドルの輝きを直に見たり。

 

(3期5話)

 

他の国のことも、いつか教えて下さい。

 

鬼塚 冬毬(3期5話)

 

初めての海外の景色に感動したり。

 

やってみたい、知りたい……

 

ラブライブ!スーパースター!!は、鬼塚冬毬ちゃんが夢を見つけていく物語でもあったと思うんです。

小さなやりたいを、夢を、見つけていく……そんな1年の旅情だったと思います。

 

そして、その先で。

 

(3期8話)

 

冬毬のこと、全部受け止めるから。

全部受け止めるから、心を開いてほしい。

 

鬼塚 夏美(3期8話)

 

"全部受け止めるから"。って姉者は言ってくれました。

 

無責任でいい。

傷付いてでも夢を追えって言ってもいいんです。

冬毬の全部を受け止めるってことは、きっとそういうことだと思うんです。

 

(3期4話)

 

駄々をこねていいよって。

 

(3期9話)

 

そうやって、本気でぶつかり合った先で、Liella!になった冬毬ちゃん。

 

誰かの夢に対して諦めるなって言えるのは、

夢を追いかける人だけかもしれません。

 

今、冬毬ちゃんは無責任ではなく、一緒になって、姉者に言えるでしょうか。

 

"結果よりも前に、挑戦する気持ちをなくしちゃったら、何も始まらない。"

 

隣で同じ夢を追いかける、夢追い人として。

 

(3期11話)

 

私は、スクールアイドルが好き。

姉者が見つけた夢を、一緒に追いかけてみたい。

 

鬼塚 冬毬(3期11話)

 

Liella!として、スクールアイドル鬼塚冬毬が見つけたやりたいことは、『姉者が見つけた夢を、一緒に追いかけてみたい』でした。

 

言い換えましょうか。

 

"大切な人の夢を一緒に追いかけること"が、鬼塚冬毬の夢になりました。

 

これが、これこそが。

 

鬼塚冬毬の存在意義だと思ったんです。

 

『私を叶える物語』、ラブライブ!スーパースター!!という作品の、"11人目"としてLiella!に加入した鬼塚冬毬の、一般公募として観客席画面の向こうにいた僕たちの中から募集され、Liella!のファンである坂倉花さんが命を吹き込んだ鬼塚冬毬が、この世に生まれ落ちた意味だったように思えたんです。
 

だって。

 

夢を叶えようと頑張る姉者と、同じ夢を目指してみたい。

大好きな人の夢を肯定して、一緒に追いかけていたい。

それがやりたいことなのって。

 

それって。

 

 

あなたも同じじゃないですか?

 

 

ラブライブ!スーパースター‼︎を。

Liella!を応援する、"わたし"そのものじゃないですか?

 

『Liella!が見つけた夢を、一緒に追いかけてみたい』

 

冒頭でも尋ねましたが、今これを読んでくださっているあなた。

あなたには、夢がありますか?

 

この言葉に、胸を張ってYESと答えられる人、ばかりではないと思います。

自分もどちらかと言うと、答えられる人間ではありませんでした。

 

じゃあ、そんなあなたは、鬼塚夏美ちゃんに、マルガレーテちゃんに、頑張れって言っちゃいけないんでしょうか? Liella!を一緒に追いかけちゃいけないんでしょうか?

 

 

そんなわけありませんよね。

 

 

どんな"あなた"だって。"わたし"だって。

 

夢を叶えようと頑張る姉者と、同じ夢を目指して"いい"。

大好きな人の夢を肯定して、一緒に追いかけて"いい"。

 

それを肯定してくれる。

姉者が見つけた夢を一緒に追いかけるスクールアイドル、"鬼塚冬毬"が生まれた意味なんじゃないかって思うんです。

 

Liella!の夢を一緒に追いかける。

わたしたちは一緒だよって。

 

そんな"在り方"が、鬼塚冬毬ちゃんだと思えたんです。

 

それはなんて素晴らしい夢だろう!って。

あの日のMCを思い出しました。

 

夢ないよっていう方は、Liella!のライブいけたらいいなとか、もし次のライブ当たったらいいなみたいな、そういうちっちゃいことも、夢にしちゃったら、叶うのかもしれない。そんな無限の可能性が夢にはあると思うので、皆さんも明日ちょっと楽しくならないかなとか、おっきな目標じゃなくても希望が持てるような毎日を送って頂けたらとっても嬉しいです。

 

そしてその希望の一つにLiella!がなれたらいいなと思っています。

 

葉月恋 役 青山なぎささん

(ラブライブ!スーパースター!! Liella! 2nd LoveLive! ~What a Wonderful Dream!!~ 横浜公演Day2 MC)

 

僕たちファンの、Liella!を追いかける夢。

それを存在全てで肯定してくれる、そんな役目を担って、鬼塚冬毬は生まれてくれたのかもしれない。

 

冬毬は「わたし」だって。

だから、そんな人に。

 

(3期12話)

 

だから、リボンを託してくれたんだと思うんです。この物語は。

 

3期12話で、卒業するかのん先輩から……ラブライブ!スーパースター!!の主人公から、リボンを託される冬毬ちゃんを見て、自分はそんな風に思いました。


だって、このラブライブ!スーパースター!!って物語はどこまで行っても、「私を叶える物語」です。

 

卒業するLiella!の5人は、そうやってわたしたちのことを、

 

"君"って呼んでくれるんです。


 

これからもよろしくね、Liella!のこと。

 

澁谷 かのん(3期12話)

 

"誰かの夢を一緒に追いかける君"に、そう言ってくれたんです。

 

鬼塚冬毬に向けて託されたリボンは、この言葉は、わたしたちに向けられたメッセージでもあると思うんです。

 

この言葉に、今。

誰かの夢を一緒に追いかける――あなたはなんて答えますか?

 

一緒に笑って、答えてくれますか?

 

ラブライブ!スーパースター‼︎3期が大団円を迎えて、寂しくてたまらないですよね。

来年も、3期が終わっても、アニメの展開がなくなっても。

 

これからも、ずっとずっと。

答えてくれたら嬉しいです。

 

 

 

 

"アグリーです!"

 

 

 

って。

 

きっと大丈夫です。

鬼塚冬毬ちゃんが、いてくれます。

Liella!のファンとして、同じ気持ちを抱えてLiella!になってくれた坂倉花さんがいてくれます。

 

周りにたくさん、同じ人がいます。

 

自信ないままでいいよ(いいんだよ)

勇気は与えあうものさ それでいいよ

ファイト!ファイト!って言いあえたら

もっと 楽しくなるはず

もっと 欲張りに未来

掴みとりたい 君と一緒に

 

『ファイティングコール』より

 

 

"君"と一緒に。

"わたしたち"でずっと。

「アグリーです」って言い続けていけたら、嬉しいです。

 

改めて、鬼塚冬毬ちゃんお誕生日おめでとうございます。

 

本当に、生まれてくれてありがとう。

出逢ってくれて、ありがとう。

 

 

🪼  🪼  🪼


 

「2024年はラブライブ!スーパースター!!の年にする!」そう決意して、1月のマルガレーテちゃんの生誕祭記事から、12月の冬毬ちゃんの生誕祭記事まで、走り切ることが出来ました。

 

 

今年の最後に、一般公募で3期から新しく加入した鬼塚冬毬ちゃんの生まれた意味を祝福できるような、本当の意味での生誕祭記事を書けるなんて思っていませんでした。

 

改めて、本当にありがとうとまちゃん。

 

そんな鬼塚冬毬ちゃんが、姉者の夢以外にも、鬼塚冬毬自身の夢を見つける未来がきっと待ってると思うんです。

僕も、ラブライブ!スーパースター!!に貰ったものを、この青春時代を胸に抱きしめて、新しい夢に向かっていきたいって、今本気で思っています。

 

そんな、未来の話は今はそこそこに。

 

2024年、本当にありがとうございました。

 

最後に、12話放送終了後の、鬼塚冬毬役坂倉花さんの言葉を引用したいと思います。

 

これといって趣味も得意なことも無く、色の無かった私の世界に、鮮やかな色をつけてくれたのがLiella!でした。

大袈裟じゃなくて本当に、Liella!は私の人生。Liella!に出会えて良かった…!!

 

大好き。

ずっとずっと!

 

鬼塚冬毬 役 坂倉花さん

 

同じ気持ちです。

本当に、ありがとう。

 

それでは。

良いお年を。