今夜、私がいただくのは。
納豆は高校生か大学になるまで一度も口にしたことがなかった。
実家の家族が揃って納豆嫌いだったのが原因だが、
うちの家族は全員揃って納豆が大好物である。
私も納豆を愛してやまないスキナットチャンである。
ひき割りか全粒がというチョイスでは断然全粒派。
小粒か大粒かで言えば大粒が好みである。
しかし1番の僕のこだわりは賞味期限。
賞味期限が切れて1週間か2週間経ったぐらいのちょっと皮が硬くなったぐらいの納豆に目がないのである。
これ以上放っておくと美味しくなるのかそうでないのか私にはわからない。
そんな納豆をあっついお茶碗に盛り掻きこむのだ。
卵やネギ、カラシは不要。
ほんのちょっとの胡麻油があれば至上の喜びである。
こいつと出会った時、私の胡麻油のイメージがオイルから調味料に変わった。
何というかゴマを呑んでいるという悦びに浸ることができる。そんな幸せな今夜の夕食。