文字ばっかりの投稿だったので今回は画像を・・

 

3件の家が建っていますが、今回解体して建て直すのは真ん中の家です。

昭和初期の建築と思われます。築90年というところでしょうか。

棟札は大正5年と昭和2年と両方掲げてあったのですがおそらく昭和の方だと思います。

きれいな姿の妻入りの和風建築。2階に見えるところは厨子(つし)という部分で主に納戸として

使用されていた天井の低い大きな部屋です。

もともとは虫籠窓(むしこまど)といった換気と採光ができる窓がついてあったと思われますが

戦後改装を何度もされた結果、全てアルミサッシに変更されています。

 

ちなみにこの両側の建物はどちらも当社が新築から関わらせていただきました。

 

向かって右の建物はご覧の通り2階建てです。

左側の建物は一見平屋にも見えますが、2階建てです。

2階が玄関で、山肌にへばりつくように下階をつくるこの地域独特の吉野建て(よしのだて)と

いう建築様式です。

 

今回の新築計画も、この「吉野建て」でやってみたいなと思います。

 

 

ちょっとわかりにくいですが、接道している(玄関がある)のは2階部分です。

 

入母屋の瓦葺きは精悍ですね。解体するのが惜しいと言う気持ちも実は否めません。

老朽化がひどいのと、セカンドハウスにするには広すぎるというのが解体に至った理由です。

 

今度は床面積を半分ぐらいにして、30坪ぐらいの小さめの2階建てを計画します。

駐車スペースを兼ねた広い空地を残しておきたいのです。

 

なんと言ってもこの絶景。

この見晴らしがほしいからここに住まいを建てたくなった。

 

はい。幸せ決定!

 

この河川敷は夏休みにはバーベキュー客で賑わいます。

あと、友鮎釣りのメッカでもあります。