(この記事ずっと書いていたのに突然書きかけの記事が消えてものすごくブルーなのったんです。)



関西広域連合って、まぁわれらが奈良県は入ってないわけです。



というか、やっぱ突然ここからしゃべってもワケわからんわな・・



仕方ない・・消えた書きかけ記事をフラッシュバックしようか・。。orz




広域連合とか広域事務組合というのは


都心の方にはなじみがないかも知れませんが


簡単に言えば市町村や府県の枠を超えて


もっと大きな行政で福祉や医療、ゴミ処理、教育などを


お互い助け合い賄い合って暮らしやすいまちづくりをしようと


1995年に始まった取り組み(地方自治法で定める特別地方公共団体)です。



しかし、総合的にというより


その地域で一番重要な問題(例えば介護とかゴミ問題とか)


に集中して議論することがその存在意義となりつつあり


当初の目的を達成するまで相当時間がかかるようです。



さらに自民党時代から提案されてきた新しいまちづくりのあり方


定住自立圏構想(都市は都市らしく農山漁村は農山漁村らしく)


つまり目的を特徴を持ったまちづくりをし、住民が住みやすいところを


選んで居住する構想


が言われてから、広域行政は次第にトーンダウンし


広域行政事務組合も次々に廃止の方向に向かっている事実。




そんな中 関西広域連合ですが



(ここまでの文字数のボリュームは当初の半分以下になったかも(笑)





関西広域連合って、まぁわれらが奈良県は入ってないわけです。




大阪府・京都府・兵庫県・滋賀県・和歌山県と


徳島県・鳥取県 の7府県が


防災・観光・医療・資格試験・職員研修 等7項目の行政課題を


一緒に取り組もうと2008年に設立された特別地方自治体です。



もともと奈良県の荒井知事はこの連合への当初からの参加には反対で


設立後良い結果が出れば途中からの参加も可能との見解を示しています。


当初参加に反対する理由はまずその連合を運営するための総務費負担が一つ。


地方から意見が挙がる場合意志決定までの時間が余分にかかることが一つ。


関西広域という広大な行政では県南部が置き去りにされるという懸念が一つ。



私は荒井知事のご判断に賛同します。



背景には奈良県に特有の致命的な弱点があり


そちらを先に解決しないと前へ進みにくいのですよ。実際。



県域の年間観光客数は3900万人と


まぁまぁ頑張っているんですが


※京都府で7800万人 北海道で3100万人


人口は全国の1%にすぎず


GDPに至っては県民総生産額が0.7%と


概ね大阪府の1/10といった現状。


さらに特徴的なのが山林の多さ。


県全体の可住域(人間が危険なく住める面積)は5%しかありません。。


つまり95%は人が住めない奥深き山林か河川・・


もし、その5%の面積を集中させて一つの県として成り立たせれば


面積185km2 人口密度7550人/km2の都市県となり


面積1898km2 人口密度4660人/km2の大阪府ともしかしたら


何かと共通意識ももてるのかも知れませんが・・



しかし、奈良県は過疎地の振興、生活の充実が一番大きな課題でありますので


広域圏という大きな括りの中でそういった地域の優先順位が


相当後回しになるのも誰もが予想する事実です。



また、広域圏になればなるほど


というか同盟相手が大きい府県であればあるほど


人口比で議員数や補助額に差が出るのは明白ですしね。。




ま、奈良にとっては不利なことが多いです。


誰が見ても。



これはアメリカに倣った道州制日本合衆国の布石だし


ま、議論があって当然ですが





何を書こうと思っていたか忘れました(笑)




しかし奈良が中途半端であることも否めない事実・・




遷都1300年祭も終わって「終わったー良かったなー」って



一息ついているのが奈良人の気質。



あれ、大成功だったのかしら・・



せんとくんだけで終わったような気もしないでもないです・・