奈良少年刑務所正門(旧奈良監獄所)
1908年(明治41年) 設計:山下啓次郎(司法省営繕課)
先日、奈良県の近代建築物を巡ってまいりました。
まず最初に訪れたのはココ。
ファンタスティックなロマネスク形式のこの門をもつ奈良監獄所は
設計者が欧州の監獄を視察して7年もの歳月をかけて
建設されたそうです。
鹿児島・長崎・金沢・千葉とならぶ明治5大監獄のひとつと
称されていますが、現在も実際に刑務を行っているのは
ココだけと言うことです。
今回、矯正展があり、内部を公開されていました。
残念ながら施設内の見学ツアーには時間の都合上
参加できなかったのですが
敷地内を見ることができました。
この分厚い塀に作られたアルコーブには衛兵が立っていたのでしょうか。
レンガは収容者達によって焼かれたそうです。
今日は施設の100周年を記念して
超有名ジャズピアニスト山下洋輔氏によるコンサートが開催されていました。

設計者の山下啓次郎さんのお孫さんだったんですね!
お祖父さんの思い出話を交えながら
素晴らしいコンサートを聴かせてくれました。
最後のボレロ!しびれましたよ~
奈良には素晴らしい建築物がいっぱいあります。
どうぞ皆さん奈良に来てくださいね!
