日本の夏は『緊張』の夏であるけれど
日本の年末は第九と決まっている。
ベートーヴェン作曲の交響曲第9番ニ短調作品125。
いわゆる第九である。
年末に第九ラッシュになるのは日本特有だそうで
欧米ではむしろ「くるみ割り人形」「ヘンゼルとグレーテル」「魔笛」
といった音楽がクリスマスから大晦日にかけて楽しまれている。
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この曲について詳しく語ろうかと思ったが、書きかけて辞めた。
いろいろ検索したらウンチクはいやという程語られているので
どうぞそちらをご覧ください。
音楽は理屈抜きで楽しむもの。
どうぞ機会があれば全曲を、それも出来れば生でお楽しみください。
第1楽章のイントロで宇宙の神秘を感じるのも良し。
第2楽章の打楽器が『ティンパニ!』と聞こえるのを楽しむのも良し。
第3楽章のホルンがドレミファソラシドの音階だねとにやりと笑うのも良し。
第4楽章の思わせぶりな盛り上がりを大音量で楽しむのも良し。
ワタシの最近のお気に入りはこれ。↓
フランス・ブリュッヘン指揮18世紀オーケストラ他
ドイツ製の重戦車をオランダの指揮者とオランダのオケと
ポルトガルの合唱団がスポーツカーのように操縦しています(笑)
フルトヴェングラーやバーンスタインのような最後の追い込みは
ございませんが、スピード感溢れるなかなか癖になる演奏です。
第九初心者以外にはお奨めの一枚です。
是非おためしアレ(^ー^)ノ