ちょっと前にコルシカさんのブログ で
ヒポポタマスのことが書いてありました。
何かこの歌は良く覚えていて
歌詞はすっかり忘れていたんだけど
ヒポポタマス(カバ)はとっても運が悪かった
ことだけえらい鮮烈に覚えています。
あんまり気になるので歌詞を検索しました。
「ヒポポタマス」
作曲:小山田暁
作詞:三輪道彦
うた:のこいのこ
出典:ひらけぽんきっき
運の悪いヒポポタマス
本当についてないヒポポタマス
月曜日 めでたく生まれたよ
火曜日 学校優等生
水曜日 かわいい嫁さんもらい
木曜日 苦しい病気にかかり
金曜日 どんどん重くなり
土曜日 とうとう死んじゃった
日曜日 お墓にうめられた
運の悪いヒポポタマス
ついてないヒポポタマスの一生
これでおしまい これでおしまい
るるるるる
・・・・
悲しい。悲しすぎる。。
こんな歌詞だったのか!
子供の時はこんな歌詞でも
笑って聴いていたんだろうか。
なぜこの歌が悲しいのかを考えてみた。
理由1:登場人物(動物)がカバ。
ヒポポタマスはカバのこと。
間違いなくユーモラスだが、まさか一週間では死ぬまい。
長生きしそうなこの動物が敢えて短命な設定に涙。
理由2:死後の回想がみじめ。
お墓に埋められたあとの感想が
これでおしまいるるるるる。って
あまりにも哀れで涙。
理由3:曲調と歌手のギャップ
パタパタママとかを歌っていた元気な声の
イメージが強い歌手が、妙に暗いメロディーを歌う
このギャップに涙。
理由4:短すぎる。
寿命も短ければ歌自体も短い。
これでおしまいのフレーズが妙にリアルで
その適当なあしらいに涙。
理由5:幸せのあとの不幸。
人生の前半(かわいいお嫁さん)までは幸せの絶頂
だが、その後のジェットコースターぶりが恐ろしい。
おそらくかわいいお嫁さんに何か病気をうつされたのか。
人生の寂寥という言葉では済まされない1週間に涙。
・・・・
こういう曲が堂々とテレビで、それも子供向け番組で
流されていた事実にまたもや涙を禁じ得ません。
昔と今とは残酷のレベルが違いますね。
けど、この曲で子供たちにいったい何を訴えかけたかったのだろうか・・