北海道の食品加工業者の擬装問題がニュースに取り上げられている。


牛肉コロッケは牛肉ミンチが主原料に作られており、


当然牛肉ミンチは牛肉で作られていると思っているが


実際、今回の報道では鶏肉、チャーシューくず、ラムくずが


混入されているとの噂。


もしかしたら報道されている以外のまた別の肉が


混入されているかも知れない。


こわいですね。コロッケ不信に陥ります。


また、赤い液体で着色して牛肉に見せていたということじゃないですか。


赤い液体ってなに?なんかヘンな動物の血じゃないでしょうね。


BSEじゃないけどまた何か動物の感染症が流行しても


こういうコロッケは当然疑われずに過ごされていくわけですよね。


考えたくないけど、安いと言えば病死牛肉も使われていないとは限りません。


私たちはまともなものを食べたいです。


衣・食・住は安全が当然保たれているべきで


着ると皮膚呼吸が出来なくなる服だとか


住んでいると5年で天井が落ちてくる家


あってはならないのです。


当然、何か得体の知れないものが入っているコロッケも同じですよね。


しかし、さらに驚いたのは社長のコメント。


「(要約)安いものしか買わない消費者も悪い。」


うーん。記者会見では言ってはいけないでしょう。


わからなくもないですが。消費者は自分の眼で確かめて購入するという意味では。


しかし、表示と現実が違うと言った擬装の元ではそれはほぼ不可能です。


それが擬装してもいいという理由にはなりません。


見えない部分での怖さ。それは作ったものにしかわかりませんからね。


古い学校の改修に行ったら、柱のコンクリートにビール瓶のかけら段ボールくず


が入っていることを見かけます。(建築年代が昭和40年代の建築に多い)


これで即建物が崩壊することはあり得ませんが、


建物の強度にビール瓶は必要ないわけで


たまたま落ちたのを無視したのか、コンクリート量を節約したのか


ガラ混じりの劣悪な骨材を使用したのか理由はわかりませんが


法律ではこれらを監視することは出来ませんよね。


行政は監督の強化、法規制をすぐに考えますが


良いものを上手に買えるような仕組みを作れば


自然と作り手のモラルも上がるのではないでしょうか。


価格だけで競争する市場原理をストップさせるために


最低価格を設定して、それ以下の商品は厳重に工程を検査し、


認証する仕組みがあればいいのではないかと思います。


建築業界では官公庁入札で既に実行されている最低制限価格ですが


適正な仕事をしてもらうためには有効な仕組みだと思います。


ま、これについては全肯定ではなく


ワタシもいろいろな意見と想いを持っているのですが・・



何を悠長なことをと言われるのかも知れませんが


消費者のせいにするのではなく責任転嫁をするのでもなく


それぞれがプライドを持った仕事をするようにしないと


我々の未来はありませんね。