松岡農水相の突然の自殺。


ZARD坂井泉水さんの事故死。


暗いニュースが次々と飛び込んできた5月28日ですが


河瀬直美監督の「殯(もがり)の森」が第60回カンヌ国際映画祭で


最高賞パルムドールに次ぐグランプリを受賞した。というのは


私達奈良県民にとって大変名誉のあるニュースでした。


河瀬監督は奈良市出身で、今まで


「萌の朱雀」「火垂」「沙羅双樹」と奈良を舞台とした映画を続けて撮られ


今回の「殯の森」も奈良県が舞台となっています。


そんな映画が、世界最高の映画賞でグランプリだなんて。


自分のことのようにうれしい気分でいっぱいです。


「殯の森」は5月29日NHK衛星ハイビジョンにて劇場公開にさきがけて


放映されるということです。


すごく楽しみです。




最後に朝日新聞ニュースから河瀬監督の受賞コメントを


引用させていただきます。


「人生はたくさんの困難がある。お金とか服とか車とか、


形あるものによりどころを求めようとするが、満たされるのは一部。


目に見えないもの――誰かの思い、光、風、亡くなった人の面影。


私たちは、そういうものに心の支えを見つけた時、


たった一人でも立っていられる、そんな生き物なのだと思います」