以前にも持論を展開したことがありますが


赤ちゃんストが熊本市にとうとう設置されました。


残念です。依然、私はこのシステムには納得いきません。


生まれてきた命を人としてっていないような気がするからです。


いつの時代からこの国は赤ちゃんを捨てることが容認されるようになったのでしょうか。


窓口ではなく、(ポスト)というのが気に入りません。

名性(だれでもOK)というのも気に入りません。

議論が「医療法上」「児童虐待防止法上」「刑法上」と法との照合だけで終わっているのが気に入りません。

高市大臣がおっしゃったように、機器の故障に対するリスクが怖くて仕方がありません。

ポストが院の目立たない裏面に設置というのが気に入りません。

熊本市、熊本県他行政のパブリックコメントを募集していなかったことが気に入りません。


このシステムで児誘拐などの犯罪を助長する可能性もはらんでいます。

言い方は悪いですが、育てられない子供を捨てるみ落としが激増する可能性があります。


さらに病院の許容量を超える持ち込み(言い方が適当でないかも知れませんが)があったときどうやって対応するのでしょうか。

『ただいま予定人数をオーバーしておりますので、新規の持ち込みはご遠慮ください。』なんて書けるのでしょうか。


遠くの地からわざわざ運んできた親は愕然とし、ポストの横に段ボールに入れて放置

なんてことも考えられないこともないです。


このように、このシステムには問題が多すぎるように思います。

『ドイツやイタリアでは、赤ちゃんポストを設置しているが利用は意外と少ない』という事実を頼りに日本でも導入というのは安直すぎないでしょうか。


子を持つ親として、子供を育てられない環境に遭遇したなら苦渋の決断ですが

子供を持ちたいと願っている里親に預ける(養子縁組)という手段もあるはずです。


赤ちゃんポストが大盛況にならないことを切に願います。


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