世界の都市オタクが認定 世界一未来的な都市に東京
 世界中の都市オタク達が集まる掲示板「skyscrapercity.com」において、“世界一未来的な都市”決定戦が開かれ、東京が見事その栄冠を手にした..........≪続きを読む≫


そんな東京という街に行ってまいりました。。


おとといの金曜日の早朝に家を出て、土曜日の晩遅くに帰宅。

1泊2日をたっぷり楽しんできました。


ワタシが所属する(社)日本建築士会連合会の会議だったのですが

全国各都道府県建築士会の青年委員長(部会長)が一人ないし二人ずつ集まる

建築士会全国青年委員長会議とよばれる会議です。


直前の木曜日まで風邪の症状で寝込んでいて

当日も、そして今日も体調は万全ではないのですがいろいろ仕事があってやっと床につくところです。


そういうわけで腹痛と花粉症と闘いながらの上京物語でした(ーー;)

昔から東京に行く時はワタシ万全の状態だった記憶がないというもの悲しいジンクスにつきまとわれています。


会議の内容は1日目が「リーダーシップとは」 2日目は「建築士・建築士会の社会における役割」でした。

会議は1日目6時間、2日目3時間という長いものですが、単なる議論型の会議ではなく

ワークショップとよばれるグループディスカッション形式で運営されるため、のびのびと意見が交わせます。

一方、全ての発言に呼応しないといけませんので強い緊張感を強いられるのも事実です。

議論中眠くなる人や、議論の輪に入らない人、自分の意見を出さない人が存在しませんので

議論をまとめた状態ではかなりのボリュームになります。


ただし、有意義な意見は無尽蔵に出てきますが、決して結論としてまとまるとは限らないのがこの手法の欠点でもあります。


日本全国から人が集まったら考え方や背景にかなりの地域差があり、こういうカタチでしか会議ができないのも

事実なんですけどね。


会議の内容はここで書くつもりはないのですが、日本って本当に広いんだなと思いました。

この会議に出席するのは今年で3年目。ほぼ全国にわたって建築士仲間ができたのですが

地域によって本当にいろいろな意見が出てすごくオモシロイです。


たとえば我々近畿では住宅と言えば木造が主流でほぼ7割を占めていますが

沖縄では1割にも満たないそうです。

鉄筋コンクリート造の戸建て住宅が多い沖縄では

度重なる台風の被害、高温多湿によるシロアリの被害(またこの地域のシロアリは本州より強い)の為

軽く腐りやすい木造で家を建てる施主はほとんどいないと言うことです。


3びきのこぶた のお話を思い出しました。


他にも建築士が大工と同じだと思われている地域には農村部が多く

都心部では施工ができない設計士と思われている傾向にあるようです。


本当は建築士は設計も施工も監理もできる職能なんですけどね。ま、得意不得意はありますが。


建築家が単なるデザイナーで、構造も図面も何も知らないと思われているのも同じです。

本当は建築家は建築士と同じであり建築が計画されてから完成して実際に住むようになるまで

密接に関わっている職業なんですよ。


でもデザイン(だけ)が得意な建築士が「ワタシはアーティストである。」と意気込み

形状やコンセプトだけをクローズアップするようになったことから

自分自身を差別化し建築家と言うようになったのです。


その弊害で、建築士の資格を持っていない建築家も現れるようになってきました。

(当然そんな人はいくらえらそうなこと言っても自分一人で建築には何も関わることができません。)


お?なんだか話題がそれてきたぞ!

東京の話をするんだった(ーー;)


次回から写真も交えてワタシの充実した東京生活を(おおげさ)レポートします!


お楽しみに~


(いや。あんまり期待しないでください。)