小中学生の自殺問題が毎日のように報じられている。


理由はさまざまだが、去年の今頃はこういう事件がそれほど報じられなかった。


果たして、今までこれだけ頻繁に小中学生の自殺があったのだろうか。


ワタシは今年が特別だと思う。これは異常事態だと思っている。


個々の問題を掘り進んでいくと本人にとって状況は深刻で、ここで他人が論じても


意味がないだろうから述べることはしないが、


何故自殺という手段に行きついてしまうのか。


共通はほとんど遺書が遺されていること。


そこにはこういう事があって苦しかった。辛かった。という無念さがにじみ出ている。


反面、人生へのあきらめというか(遺書だから当たり前か)、死への達観というか、


この選択は間違っていないと自分に言い聞かせるような文章になるのことが


まだまだ若い彼らの決断に、哀れみと悲しみを深くさせる。


しかし、ワタシはこの決断に至る原因の半分はマスコミにあると思っている。


マスコミはこの問題が旬だとばかりに必ず追いかけてニュースにする。ワイドショーのネタにする。


そして同じ境遇に立つ少年たちがそれを敏感に受け取り


発作的に同じ方法で命を絶とうとするのではないだろうか。


遺書・首つり・予告、同じ手段ばかり。


この連鎖を断ち切るために、マスコミには自殺問題の取り上げ(ニュース)を


自制してはいかがだろうか。


半年ばかりこの問題がニュースやワイドショーに流れなくなると


おそらく、同じ方法で解決しようとする若者が減るに違いないと思う。


マスコミって(特にテレビ報道)というのはそれだけ影響力があるものだろう。


ちかごろマジでこう思う。