通常、メーカーから卸業者を経て小売業者、そしてユーザの手に商品が出回る。
卸業者を挟まずメーカーと小売業者が直ということもあると思うが、基本はこのような形態である。
しかしながら、こういった卸システムに激変が起こる。
インターネットの普及である。
これによりメーカーがインターネットでユーザに直販することが容易となる。
多くの小売業者にとって大打撃になったのではないだろうか。
更に最近ではセールスレップやドロップシッピングなどアメリカで普及している卸システムも日本でも取り上げられ、必ずしも従来の卸システムが有効とは限らなくなったきた。
こういった煽りもあり、
大手チェーン店以外のいわゆる「~屋さん」という小売業者の勢いが10年前と比べると圧倒的に衰えてきた。
もちろん既に商品に付加価値がついている店はやっていけるだろうが、
付加価値をつけることが難しい商品は、大手チェーン店には値段では到底勝負できず、
厳しい現状にさらされていると思う。
こういった現状で私が妄想しているのが
「~屋さん」の広告塔化である。
広告塔となり地域に商品を広めていく。
商品を売るのではなく、商品を知ってもらうことが目的である。
地域の口コミをマーケティングの核とし、
店から最新の情報を発信、使用感などの消費者の意見を随時確認することができる。
更にはコミュニティスペースとして店舗を利用する。
いわゆるリアル版のCGM(Consumer Generated Media) といったところである。
これによりメーカー側は地域ごとに細かく消費者を分析することができ、
また、マーケティングリサーチの要素も備えているといえる。
ネット上で知った商品を、実店舗で製品を手に取り、更に消費者の意見をしることが出来たら面白くないだろうか?
これはあくまで売ることが目的ではなく、商品を認知してもらうことが目的だから成し得る事である。
ブログ認知者の男性3割、女性5割弱が購買の参考にブログを利用していると言われている。
主にそういったブログを発信しているのは消費者の中でも確かで肥えた目を持つ生産消費者と呼ばれる人達である。
そういった人達の情報発信の場として、また実際の消費者の意見を参考にしたい人達の場として、
更にはネットを使いこなせない高齢者達のサポートとして、「~屋さん」が存在するのであればとても面白い。
小売業界に革命が起きるのではないか。
そんな妄想がふと満員電車で浮かんだのであった。