なんだろー、
最近旅をたくさんしたからか、
自分の中の気持ちがどんどん
濾過されたように感じます。
昔、
大好きになった人がいて、
かなり旅好きだったのですが、
旅に関して気が合ったかというと、
全然そんなことなかったんですよ。笑
むしろ、全然合わないというか、
彼の考えはとても素敵だけど
わたしとは全く違う価値観でした。
それでね、
当時そんな話を聞きながら
旅好きだからって気が合うわけじゃないんだ
って、
当たり前だけど、当たり前じゃないようなことに、気が付いたんですよね。
それが最近、
そんな考え方自体、変な話だな。。
って思いだしたんです。
と言うのも、当時は
お互い旅の仕方にこだわりがありすぎたのかな?
っ思うんですよね。
今の彼の考えはわからないけれど、
少なくともわたしは変わりました。
特に今年の旅は
・完全に一人で移動し、プランも自分で立てた南米の旅
・旅行会社のフリープランを利用し、母と二人で行ったヨーロッパへの旅
この二つがまったく別物だったからです。
そして、あらためて思うのだけれど
どっちのほうが良くて、
どっちのほうが悪いというのは
やっぱりないなぁって。
今回のヨーロッパ旅は母と一緒だったので、
母もわたしも、思ったことは常に言っていました。
旅の途中、
母は写真のアングル指定にかなり嫌がっていました。
わたしがかなり構図を気にして指定したので、うるさかったんだと思います。
しかも一眼なので、ピントを合わせるのが難しいんですよね。
そしてわたしはと言うと、
人に渡すお土産の話ばかりする母に、いら立っていました。
それは、お土産を買う旅みたいになってるって感じたからです。
でもね
今思うのは、
母は写真を撮ること自体は好きなのでいいですが、
もし写真を撮るのが好きじゃない人がいたら、
毎回写真を撮るために足止めされるのは、
かなり不快だろうなって思ったんですよね。
そして実際母に、
毎回こんな風に写真撮って、
よく南米一人でまわれたね。
ってあきれられたんです。
それって一理あって、
わたし同じ場所で1時間くらい写真を撮ったりするのですが、全然先に進んでないときがあるんです。
それを治安がよくない南米でよくやってたよね〜
って言われると、確かにそうだよね![]()
としか自分でも言えないわけです。
そんな風に思うと、
旅の仕方って本当にその人、その人の方法があるんだなぁって。
旅って毎度自分の価値観を壊してくれるというか、
どんなやり方でもいいんだよ。
どんな道を選んでもいいんだよ。
楽しみかたはいくらでもあるよ。
そんなことを教えてくれる気がします。
だから
気が合わない。
そんな表現すら、今の自分にしっくりこない。
そんな気さえします。
きっとこれからも旅をするたび、
新しい気持ちが芽生えると思います。
ネットを使った、特にSNSを使った旅が盛んな中、
もっと世界は狭く感じていくでしょう。
でもね、
いつも忘れたくないのは、
やっぱり人間には、
もともとすばらしい感受性があるのだから、
それは大切にしたい。
たとえ自分が行きたい国を全部回ったって、
それですべてを知れるわけではないだろうから。
新しい何かがきっとあるから、
そこは自分の目を濁らせることなく、
心は真っ白なまま、
旅をすることができたらいいな。
