皆さんは10年前に突如現れた復興の歌姫を知っていますか?
彼女の名前は、臼澤みさき。(本名は岬)
東日本大震災の被災地、岩手県大槌町の出身で、当時13歳の中学2年生でした。
もともと民謡を歌っていたみさきちゃんは、避難所を訪問し、民謡で被災者を励ましていたそうで、この時は小学校の卒業間近だったといいます。この活動がある音楽関係者の目にとまり、歌手デビューに至りました。
みさきちゃんの歌手活動は高校までで、大学進学後に休止しています。現在23歳。去年に大学を卒業しましたが、歌手活動は再開していないようです。
ちょっと懐かしい存在になったみさきちゃんのデビュー曲、故郷 ~Blue Sky Homeland~を紹介します。
天国の岡田有希子ちゃんにもぜひ聴いてほしいです。
青い空ながめて
故郷を想う時
悲しいこと全部すいこまれて
泣き出しそうな魂
果たせない夢のために
僕はまだ帰れない
あ丶とっさの怒りに包まれて
飛び出した夏の日
カラリカラ
乾いた旅人のように
水のない心、君を想ふ
故郷は遠く晴れわたる空の
彼方へ続いている
季節は巡ってゆく
僕はまだひとりだよ
あ丶小さな涙に隠された
淡い恋の話
カラリカラ
回る風車のように
急ぎだす心、君を想ふ
故郷は遠く晴れわたる空の
彼方へ続いている
「カラスが鳴くから帰ろ」
幸せをもう一度
ふたりで探そう
青い鳥が舞う道を戻る
故郷はもうすぐ君が待つ空の
彼方へ続いている
「うしろの正面だあれ」