ナベQの若手育成術 その2
勝ったね西武 (・∀・)
あれだけ他チームから主力選手を引き抜いても勝てない巨人って・・・
それはさておき、これでまた渡辺監督の評価が上がることは間違いない。
「今時の若者は打たれ弱い」と言う人が多い。
子供の頃から右肩下がりの日本を見て育った世代だから
努力をしても報われないことがあることを
強く感じてしまっているのかもしれないけど。
ちょっとでも嫌なことがあると
すぐに「ウザイ」「ムカつく」「メンドくさい」の繰り返しだし・・・( ´・ω・)
現代の子供を取り巻く環境を見たら
そういう大人に育っていってしまうのもわからなくはないけどねぇ。
渡辺監督の世代は現役当時「新人類」と呼ばれ、
それまでの選手とは違った新しい世代として活躍していた。
現役当時はコーチの話なんて耳も貸さなかったという話だけど、
今度はそれが指導する側に回って結果を出しているんだから
世の中わからないもんだよね。
「ポストが人を育てる」とはよく言ったもんだ。
俺はアルバイトに仕事を教えるときはいつもアメとムチを意識している。
これも最初はバランスを取るのがホントに難しかった。(今も難しいけど)
「2回ホメて1回注意する」とか、
「悪い部分を指摘した後に良い部分を強調する」など、
直して欲しい部分をしっかり指摘しつつ、
さらにモチベーションを下げない方法は
様々な本を読んで勉強したし、実際にいろいろ試してみた。
結果だけを見ないで行動を評価するという点に関しては
俺も実体験の中で非常に共感できる部分があるな~。
「空気を読む」って言葉はここ最近よく使われるけど、
この要素って結局どんな仕事にも、
どんな人間関係にも当てはまるんだよね。
現在の社会で重要視される人材というのは自立型(自律型」人間だと
セミナーなんかで言われることが多いんだけど、
自分で考えて行動することって要するに「空気を読む」ってことなんだし。
来シーズン、西武が今年と同じように勝ち続けることができるかどうか
けっこう注目している。
ホメられることに慣れた人間を叱ることはもっと難しいだろうからねぇ。
同じミスをしても
「以前は怒られなかったのに」って言ってくる奴が出てきたときに
どうやってチームをまとめていくのか。
それによって来年以降の成績も変わってくるんじゃないかな~。
やってみせ 言って聞かせて させてみせ
ほめてやらねば 人は動かず
山本五十六の有名な言葉。
今も昔も人を動かす秘訣は案外変わらないのかもね。