鏡
すると、やたらと俺に絡んでくる男の子がいて、そのうちにうちの子に激しく絡みはじめた。
うちの子も負けん気が強いので、
向かってったけど、2才くらい違うし、力もかなわないので、ちょっとすると疲れて嫌がり始めた。
どこに行っても付いてくるし、
すぐ取っ組み合いになるし、危ないし、気を遣うので疲れてきた。
すべり台に乗ってる時に、その男の子がうちの子を押して、上から落ちた。
低いから危なくないとはいえ、
よくない事だから、注意した。
よその子に怒るのなんて初めてだった。
男の子もちょっとびっくりしてたけど、悪いことした認識があったんだろう、ごめんなさいって表情をしてた。
うちの子と似て、すぐ調子に乗るタイプなんだろう、またちょっとすると取っ組み合いになって、押したりしてた。
そういうのが続いて、目に余ったので再度怒った。
「駄目でしょう!わかるよね?」
この一言で納得してくれた。
子どもっていうのは、ほんとに素直だと思う。
他人に対する振る舞いがガサツで、周囲から冷たい目をされたりするけど、
子どもはまだ、うまく空気を理解できるほど、器用じゃないんだ。
俺たち大人が、そういう子どもに対して、きちんと向きあって教えてあげなきゃいけないんだって、逆に教えてもらった気がする。
「誰ときたの?」って聞いてみると、お父さんと来たとのこと。
今日の晩御飯はカレーで、お姉ちゃんは家で勉強してる、とかいろいろ話してくれた。
子供は鏡。
向き合う人間の心を映し出す。
向き合い方でこうも変わるんだな。
その男の子が帰る前、うちの子にブロックみたいなので、剣を組みたてくれた。
不器用なりに面倒をみてくれた。
名前までは聞けなかったけど、お姉ちゃんのいる5才の男の子。
また遊ぼうな。
中華街
月一で中華街に行くのを恒例としてるんだが、
久しく行けてなかった。
最近また巻き起こったマイホームマイブーム。
山手のほうはどんな感じかと、散策も含め、山手駅で降りる。
狭い道のわりに交通量が多いが、商店街もいいかんじで、非常に気に入った。
ふらっと入った不動産屋で新築一戸建てをみせてもらうことに。
細い坂道をくねくね登る。車で連れてってもらったんだけど、結構狭そうだ。
坂の上に目的の家があり、違うモデルの家が2棟ある。
両方とも契約はまだらしく、両方みせてもらった。
土地もひろく、ゆったりとしたつくりで、車庫が2台分と広く、素晴らしかった。
たちまち気に入ったので見学後に不動産屋に戻り具体的な契約の話をする。
そのあと、中華街へ。
ランチのつもりが、もう夕方だった。
恒例のフィーリングまかせの店選び。ジャケ買いに等しい。
いつもの青島と、ランチセットを頼む。
いい味だった。
店を出て元町をぶらぶらしたあと、先程見せてもらった家がやはり気になる。
特に気になったのが、家の道のどまんまえが墓地だったこと。
昼間は明るいので気にならなかったが、夜はどうだろうと。
道がわからないので、駅からTaxiに乗り込む。
20時過ぎに現地に到着すると、思ったとおり、真っ暗闇。
乗ってきたTaxiで帰るしかないので、ゆっくり見る時間はないが、
俺と嫁さんで交代交代で見にいく。
俺は、なんとなく、不気味だとは思ったけど、
嫁さんが無理みたいだった。
嫁さんは感覚が鋭いので、今後生活するに当たって、なにかあったらやなので、
やめておいたほうがいいと判断し、キャンセルすることになりました。
すごいいい物件だったけど、すこしでも懸念点があるならば、やめたほうがいいと思うので。
ただ、目が肥えてしまったので、今後の物件探しが大変かと。
救急車
息子が公園で遊んでたら、石造りのテーブルから落ちて、石の椅子に頭を打った。
でこが5センチくらいぱっくり割れて、血がいっぱいでた。
公園の市民会館みたいなとこの人に救急車をよんでもらい、
近くの大学病院へ。
救急車のなかでテーピングをしてもらったら、少し痛みが和らいだのか、眠ってた。
医者に診断してもらい、元気なので脳には異常ないだろうとのこと。
ひたいの傷は針で縫うと跡が残るので、医療用ホチキスで止めるとのこと。
砂利が少しはいってたので、消毒して、6つくらいホチキスでとめてもらった。
ギャンギャン泣いたけど、良く頑張ったよ。
えらい。
今は帰宅して、就寝中。