東京の路地で日本を再発見する(上)

http://www.chosunonline.com/article/20070508000059

東京の路地で日本を再発見する(下)

http://www.chosunonline.com/article/20070508000060


東京の下町、台東区谷中の路地を歩いていて、一軒の家が目についた。玄関に「織内」と彫り込まれた木の表札がかかっているのを見ても、ごく普通の住宅のようだ。庭も、塀もないので、家の中と外界とを分けるものは、縦横1メートルほどの窓と、そこにかけられたカーテンしかない。


 この家の前で足を止めたのは、窓とカーテンの間の奥行き30センチほどの空間に目を奪われたからだ。そこには3本の花と青色のランプ、日本人形にクマの人形、それから花の模様に「spring」と英文で刺しゅうが施された布が、ディスプレーされていた。家の中からは死角に当たるので、通行人に見てもらうためだけに飾ったもののようだ。しばらく「なぜ他人のためにそんなことをするのだろう」と考えた末に、また歩き出した。


 今度は新宿区神楽坂でのことだ。「佐々木」という表札がかかった家の前で、また足を止めた。塀の前に「白雪姫」に出てくるこびとの人形が3つ、花壇を抱きかかえるようにして置かれていた。花壇は2つで、大きさは縦40センチ、横1メートルほどだろうか。中には彩りも豊かな春の花々が咲いていた。そして塀には、つる草がはわせてあった。


 「さすが日本人」と感嘆しながら、きびすを返すと、今度は足元の石畳が目にとまった。道に手のひら大の石がびっしりと敷き詰められていた。道ができたのは江戸時代だと言うから、100年以上にわたって無数の人々が通り過ぎてきた道ということになる。だが石畳の石と石の間にすき間はほとんどなく、石畳と塀のつなぎ目も実に美しく整っていた。セメントで固めた跡も見あたらなかった。


 今度は中央区佃を訪れた。あまり裕福ではない高齢者が多く住む地区だ。両脇に黒ずんだ木造住宅が並ぶ、幅1メートルほどの狭い路地を歩いた。ここの地面は、きれいに敷き詰められた石畳ではなく、ただのセメントだった。それでも、はがれたり割れたりしたところのない、きれいな状態だった。古いものと見受けられたが、砂ぼこりや汚れも目立たなかった。こうした界わいに予想される不快なにおいも感じられなかった。


 このあたりの住民は日々の生活にも手一杯のように思えるだが、誰かが路地を掃除しているのだろうか。そう思って観察すると、実際に多くの住民が路地の管理に心を砕いていることがわかった。その後この通りを散歩するたびに、住民が掃き掃除をしたり、花壇の花に水をやったりしている様子を見掛けた。


東京には、大通りよりも有名な路地がたくさんある。わたしが時折散歩する、谷中、神楽坂、佃もそうした有名な路地だ。地域の特性や、住民の所得水準に違いはあっても、東京の古い町並みを感じることができる点では同じだ。小学生がたむろする文房具店や雑貨屋では、木でできた看板や引き戸、ショーウインドーに至るまでが昔のままの状態で残っている。新しいものに取り換えることはせず、毎日きれいに磨いて、修理して使い続けてきたのだ。こうしたものの一つ一つに、「時代後れ」というよりも「味わい深い」という感覚を覚える。


 こうした空間は、日本人だけでなく外国人をも魅了している。六本木や丸の内といった大規模な再開発空間にも決して劣らない存在感があるのだ。訪れる人々に「なぜ六本木ヒルズではなくて、ここに来たのですか」と尋ねると、ほとんどの人が「こっちのほうがよほど日本らしい」と答える。


 こうした日本の原風景を保存してきたのは地域の住民だ。再開発は、言ってみれば企業と政府の手による作品であるが、真に多くの人々に愛される東京らしい場所は、今も昔も住民たちの手によって作られてきたところばかりだ。自分の視野には入ってこない窓際の空間をきれいに飾る織内家の人々や、塀の外に花壇を置いて花を育てる佐々木家の人々、毎日路地の掃除を欠かさない数多くの住民たちが、日々東京を少しずつ美しい街に変えていっているのだ。まるで東京の路地で日本を再発見したような気がした。一つ一つは小さくささいなことだが、こうしたことこそ日本を先進国たらしめている重要な要素なのだ。





この記者さん、歴史認識に関しては「やっぱり」なお方だが、

ノムタン政権批判と、日本の自然や文化はわりと好きなようで、たまに良い記事を書く。

今回のコラムもナカナカかなと。

いろんな意味で。

韓国の原風景が見える&何でも他人のせいにする朝鮮人の民族性が良く見える。

が、注意しないと日本も朝鮮化しそうな今日この頃。

http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=11480&servcode=200&sectcode=200