前回、新型と季節風の違いに少し触れました。

では、一体本当に「新型」とは、何でしょう?


昨年の「豚インフルエンザ」は、豚で生まれ、それが人に感染しました。

これが、先ず初だったんです。

つまり、豚に対応した新しいインフルエンザウィルスが人に感染した事が新型なんです。


ところが、それがなぜに大騒ぎになったか?

それは、1に死亡者が出た事です。

そして、2に「人から人への感染」が報告された事です。


実は、これが大パニックになった訳です。

しかも、発症したメキシコでは、衛生面、医療面で問題が多く、死者が多発した。

これは、1919年以来の「スペイン風邪」の再来と云われた。


ところが、実際は「強毒性」とは云えないレベルで、日本などでは大きな被害は出なかった。

それでも100人以上の犠牲者はあったんですが・・・。


今、専門家の間で問題になっているのが、数年前に発症した「鳥インフルエンザ」なんです。

あのH5N1A型と云う奴です。


あれは、鳥から人への感染が報告されました。

感染者の死亡率は約50%。相当な強毒性です。

ただ、助かっているのは、人から人への感染が報告されていない。


もし、「人から人へ」が始まったら・・・わかりますよね。

これがインフルエンザの恐怖なんです。


「新型」とは・・・また新たな新型が生まれ、それが「未知の恐怖」と云う事なんです。