長く栄養素の話をしてきましたが、実は栄養素とインフルエンザにはとても重要な関係があります。
インフルエンザは、当然怖いものです。
場合によっては亡くなります。
しかし、その可能性は「高いか低いか」なのです。
一番可能性が高いのは「基礎疾患があるか否か」です。
特に肺や気管に疾患があると、インフルエンザのリスクは高くなります。
インフルエンザを退治してくれるのは時間です。
抗体をつくるまでの時間です。
その時間に耐えられなかった時に、命を落とします。
その時間を耐えれる為には、大きく分けると二つあります。
一つは「免疫細胞」を沢山持っている事。
そしてもう一つは「健康か否か」です。
健康とは、体内に普段からビタミン、ミネラル、植物栄養素(ポリフェノール)などの抗酸化物質を摂りこんでいる事、そして良質のアミノ酸、炭水化物を摂っているか、です。
つまり食生活が正しく、栄養素が足りているか否かなのです。
皆さん、今回の新型インフルエンザの発症を覚えていますか?
昨年の5月です。
その前に、メキシコで発症し、多くの方々が亡くなりました。
残念な話ですが、やはりメキシコと云う国の食糧事情、それと医療事情、これが死亡率の高さを表しています。
でも、日本では死亡率はそんなに高くなかった筈です。
この原因こそ、食糧事情と医療事情だと考えられます。
ただ、それでも亡くなった人は沢山います。
その多くは基礎疾患があった、免疫の弱いお年寄りや幼児でした。
勿論、疾患がなくても亡くなった話はあります。
考えられる原因はありますが、いづれにしても「健康」であれば、確率は極めて低くなる訳です。
だから、インフルエンザ対策とは「栄養素」をしっかり理解する事と実際に摂る事が大事な訳です。
インフルエンザは、また今年もやってくると思いますよ。
先ずは「健康」からです。