学び、そして訓練
何事にも技術を学ぶのは一度でもいいが、それを習熟するためには果てしない練習が必要である。
そして、正しく練習をするためには、学んだことだけを正確に丁寧に実行していく必要がある。基本からずれていたら正しく修正し、またチェックして、またずれていたら修正し、の繰り返し。
自分の尺度で勝手にやりやすい方法でやってると間違ったフォームで変な癖がついてしまう。そしてそれを繰り返していると固まってしまう。そうなると矯正するのが困難になってしまう。丁度、猫背のまま矯正せずにいると老人になってそのまま固まってしまって姿勢を矯正することが難しくなるように。
ボタン一つで「波動拳」
どんなスポーツでも、動き一つ一つに意識するポイントがある。
野球ならバットを振る肘の角度や、腰の回し方、どれだけ回すのか、腕は腰とどういう関係にあるのか、腕の力の力の入れ具合とか、バットのグリップの力の入れ方抜き方、目線、ボールがどの位置にあるときに動き始めるか、、などなど
意識することは果てしなくある。だから一つ一つの細かい動きをチェックしながら丁寧に修正していくことが重要だ。それが基本と呼ばれるものだろう。
そして一つひとつ意識しながら何千回も何万回もバットを振る。そしてやがて癖になってそれが一瞬で自動的に繰り出せるようになる。
この状態が「熟練」した状態だ。格闘ゲームでいうと「ボタン一つで波動拳」が打てる状態。熟練してしまえば難しいコマンドはもういらない。パンチからの連携コンボも楽々決めることができる。
優秀な他のゲームでも「技の陣消し」や「魔法の詠唱時間短縮(または0)」、「リロード間隔の短縮」など、”熟練の原理”をうまく描いている素晴らしいゲームは多々ある。
ドテンの原理
デイトレードでは長期を確認し、中期サポートを意識し、短期でタイミングを取っていく。損切りはしっかり設定し、シナリオと違ったら切るかそのまま損切りまで耐える。
これはめんどくさいし辛いことだが、基本なので「当たり前に」そして「無意識に」できるようにならなければならない。むしろやらないと気持ち悪いとか不安になるくらい当たり前に。
トレードに熟達した人がエントリーする場合は、長期の流れも中期のサポートや強い価格帯も既に頭に入っている。短期のいくつかのシナリオもチャートを見ただけですぐにみえる。それが一瞬でできるから短期で急な動きがあっても慌てずエントリーして利益を出せる。そして想定と外れても気にしないし、撤退や損切りするだけだ。そしてそういう基礎が一瞬に正確にできるからこそ、ある時にはドテンで的確に反対の波に乗っていけるわけだ。
常勝トレーダーの秘訣
熟練したトレーダーには秘密など何もない。スポーツと同じでただただ基本を丁寧に当たり前にやり続けるだけ。それが上手い人の秘訣であり全てなのだ。
ドテンのような高等テクニックは熟練している人だけができることであって、基本ができていない人がその表面だけを真似すると大怪我をする。実際に多くの負けトレーダーはそういうことをして返り討ちにあっている。
漫画で例えると、ダンクシュートのできない桜木花道が重要な試合の重要な場面で「かっこいいから」という理由だけでダンクを決めようとして、失敗し、チームが負けてしまうようなもの。
普段からできないことは試合中にもできない。実力以上のことはできないのだ。
地味で変わらない事にこそ本質があるものだからね。
心当たりがある人は、基本に立ち返ってしっかりと丁寧にやっていこう。
それではまた。
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