
相場師 高田智也さんが推薦する本
今日は書籍のご紹介です。
高田智也さん紹介の本でしたが、こちらもなかなかいい本でした。まぁ極当たり前な事しか書いていないのだけど、改めてそうだなと頷くことが多かった。そして勝ってるトレーダーが言ってることとすごく共通する。ということで少し紹介したいと思います。
競馬、ホールデムポーカー、ブラックジャック、バカラ、ルーレット、スロット、パチンコ、スポーツベッティング、などなど、、他にも色々あったと思う。だけど僕はギャンブルは詳しくないのであまりわからない。とりあえずいろんなゲームを統合しての視点で見たほうがいいだろう。
ギャンブルとトレードも僕的には方法論はほぼ同じに聞こえるが、同一視されてない理由がなぜなのか気になったが、とりあえずそれは置いておこう。
内容の一部を紹介すると
本書の内容を一部紹介していこう。
大数の法則は絶対真理である話。まずは人間が呼吸するくらい当たり前の話。とか、
不確実な中の確実性の話。回数やればやるほど期待値のとおりに収束していく。つまり「期待値が低い勝負」をやればやるほどトータルでの負けが確実になり、「期待値が高い勝負」をやればやるほど確実にトータルで勝つことになり、回数が多いほど確実性が増す。とか
カーネマンのお決まりのグラフの話、僕らは損失と利益では感じ方が違うんだよ。人は危険回避を優先する生き物なんだよ、だからそのへんのバランスを感覚的に捉えてると不合理で良くない選択をしがちだよ、とか。
級数と錯覚の話、1万円札を50回折れるとしたらどのくらいの厚さになるか考えてみてほしい。人によっては5mとか10mとかパッと予想するが、答えを言うと「月までの距離の300倍」になるそうだ。嘘だと思うなら計算してみるといい。とか。
惜しい感覚のズレの話、絵柄があと一つ揃えば、、惜しい!と思いがちだが確率的には全然惜しくもなんともないんだよ。具体的に計算してみるといい。とか。
主観的と客観的の偶然の話。主観的には「ほぼありえない」ような確率の偶然は、客観的には誰かに「ほぼ確実に」起こる。とか。
面白さの源泉の話。そう感じる要素がいくつかあって、例えばスピード感、ドキドキ感、爆発、期待、自己操縦感、簡単さ、自由度、美しさ、主人公感、など、現代のソシャゲとかにもすごく当てはまってる所がある。とか
運営者側の立場の話。彼らの視点に立って、どうしたら儲かって、どうなると儲からないのか。そしてどんな客を好み、どんな客を嫌い、どう対処しているのか。などなど、相手を知ることで勝負事というパズルを解くヒントになる。とか
言葉の曖昧さの話。「よく起こる」の「よく」ってどのくらいのことを指してるのか?「みんな言ってる」の「みんな」は具体的に何人のことを言ってるのか?そういう認識の違いが実際の確率と感覚の乖離を生む。会話の中でも誤解を生む。そしてそれぞれが自分に都合よく解釈する。とか

ツキや流れの正体
本書では「ツキ」や「流れ」についても言及しており、その正体は「確率のゆらぎ」と言わざるを得ない、ということが暫定的に結論付けられていました。
僕は昔、連敗が続いたら更に連敗が続く可能性は低いと考えていた。昔友達とそれが議論になり、明け方まで議論が白熱していた時期があった。
今になって思うが、彼は「次の1発の確率」の話をしており、僕は「その後の何回か以内に1回でもあたりが来る確率」の話をしていたんだ、と。この本を読んで彼との話の折り合いがつかなかった原因が今頃わかった。
要はこの「確率のゆらぎ」を利用して「1回でも当たれば元が回収(もしくは少しプラス)できるように掛け金をコントロールすれば良い」という話をしていた。つまり、10連敗したならそこから10連敗する可能性は圧倒的に低いよね、という話。もちろんありえないわけではないが、そこにかけていけば大方回収できるだろう。最悪の事態が起きても耐えられる程度の資金量でやっていればほぼ負けることはないだろう。
みたいな話。これもトレードの「最大損失額が総資金の3〜5%以内(1〜2%推奨)にすべき」という話にも繋がる。
、、などなど。
全体的に、「客観的にはこうだけど、人間は思い込みで歪んで感じてしまう」というような「思い込み」に関することが多いように思う。自然に感じてるままに判断するとカモられてしまう、ということだね。魚の世界も、動物の世界も、人間の世界も。食う者と食われる者がある世界では同じ原理だね。
絶対はないけどマシな賭け方
他にも、「確実に負ける方法」がいくつか紹介され、「確実に勝つ方法はないが、筆者の考えるマシな賭け方」が紹介されていた。
トレードにも使える内容ばかりで、僕は以下のように解釈した。
- 期待値の低い賭け(リスクリワードの悪い)には手を出さない。
- ポイントに絞って賭ける。
- ポジションの分散は避ける。
- 賭け金額は同一にしない。
リズムによって変化させる(トレンドが出てるときは大きく)
ココぞというときは大きく賭ける(振り回した後こそ大きく)
- 利益はコツコツを避け、ドカンを狙う。
期待値が著しく大きい時を狙う(リスクが小さく伸びしろが期待できる時)
流れが来てる時、トレンドが出てるときのみ勝負する。
レンジ環境はやらない
- スキルが必要がゲームに注意する。
トレードを諦めることも選択肢としてはある。
内田博史さん、高田智也さん、紫垣英昭さん、松本恵子さんらが言ってることもどれも同じだ。そして自分が考える戦略とも一致している。
個人的にはトレードはどちらかというとホールデムポーカーに近い「スキル依存型」だと思うので、もう少しスキルの比重を上げてもいいような気もしている。
競馬を愛した菊池寛の哲学
僕は競馬のことを全く知らないのですが、競馬の予想屋の極意がそのままトレードの極意と全く同じことを言ってる点もなかなか感慨深い。
トレードに置き換えて簡単に言うと、
1,負けた時は感情的にならず冷静に執行しよう。
2,他人の手法で儲かるより、自分の手法でトレードして負けるほうが価値がある。
3,研究せずにトレードするのはタダのギャンブルだよ。それは愚かなことだよ。
と言っている。全く興味のない競馬とトレードが同じだとはなかなか興味深かった。
本を全体的に見てどの世界もつながっていてたどり着くところはいつも同じ。「世界は面白い!」という感想でした。
もし興味があれば中古で1円なので移動のお供にどうぞ。
ツキの法則―「賭け方」と「勝敗」の科学 (PHP新書)
それではまた。
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