日本株での高配当ETFの分配金・株価推移
などをまとめてみました
※3月の記事の銘柄の点検です
以下4銘柄を記載します
1.NF・日経高配当50 ETF(コード:1489)
構成銘柄上位に、武田薬品工業、日本製鉄、JT
などの高配当銘柄が並びます。
以前は銀行・海運株の割合が高かったのですが
高配当銘柄がまんべんなく並んだ印象です
セクター上位は、銀行、鉄鋼、輸送機器です。
↓6/28月次レポートに構成銘柄記載
6/28月次レポートのリンクも貼り付けます
https://www.nomura-am.co.jp/fund/monthly1/M1141489.pdf
純資産は現時点で2,700億円と、株価と同様に
右肩上がりで増えています。
1日当たりの出来高は60万口ほどで、記事の
4銘柄の中で断トツの流動性があります
分配利回りは今の株価水準で2.8%程度と推測
昨年は分配利回り4%程で売り出していた印象
ですが構成銘柄のラインナップを見ると株価
上昇によるものです
2.OneETF高配当日本株(コード:1494)
構成銘柄上位に、ENEOS、三井金属、大和工業
などが並びます。
構成銘柄TOP10に銀行が入っていませんが、
セクターTOPは銀行(組入比率17%)です。
セクター上位は、銀行、建設、化学です。
↓6/28月次レポートに構成銘柄記載
6/28月次レポートのリンクも貼り付けます
https://www.am-one.co.jp/fund/pdf/313005/313005_mr.pdf
純資産は340億円程、1日当たりの出来高は
750口程です。
分配利回りは今の株価水準で2.8%程度と推測
組入業種に、建設・化学・非金属・石油・石炭
が入っています。
建設・化学だと、今の円安で株価が軟調な銘柄
がちらほらありますが、このETFは年初から
20%程株価が上がっています。
3.上場インディックス日本高配当(コード:1698)
構成銘柄上位に、JT、キヤノン、ブリヂストン
などが並びます。
セクター上位は、銀行、食品、卸売です。
↓6/30月次レポートに構成銘柄記載
6/30月次レポートのリンクも貼り付けます
https://www.nikkoam.com/api/reports/monthly?fundcode=616982&date=202407
純資産は438億円程、1日当たりの出来高は
8000口程です。
分配利回りは今の株価水準で2.8%程度と推測
分配金が年4回入金されます
NF・日経高配当50 ETFと同じ月に入金です
NF・日経高配当50 ETFは2月と8月の分配金が
少なめなので、こちらのETFで分配金を多めに
受領する戦略も有かと思います
1口3,100円ですが、売買は10口単位なので
購入する場合は3万円は必要です
4.ジャパン高配当利回り ETF(コード:1478)
構成銘柄上位に、東京海上HD、MS&AD、
伊藤忠商事などが並びます。
構成銘柄TOP10にKDDI、ソフトバンク、
NTT3社が入っているため、セクター上位は
情報通信、保険、卸売です。
↓6/30月次レポートに構成銘柄記載
6/30月次レポートのリンクも貼り付けます
純資産は880億円程、1日当たりの出来高は
27000口程です。
分配利回りは今の株価水準で2.8%程度と推測
4銘柄の分配金入金月を表にしてみました
※分配金権利確定月は前月ですので注意
赤字は確定分配金
青地は昨年の実績分配金
3月決算企業の株だと配当金の入金月が6月と
12月ですが、2月、5月、8月、11月に分配金
が入金されるETFもあります
年初からの株価の騰落率の比較表も載せます
パフォーマンスは7/19時点では、どの銘柄も
年初から20%ほど株価が上昇しています
構成銘柄が東証プライム銘柄で増配・累進配当
など株主還元に積極的な銘柄がラインナップ
されており構成銘柄の株価上昇がETFの株価
上昇にも寄与しています
今回記載したETFだと、増配・累進配当などを
実施している銘柄を詰め合わせた金融商品です
定期的に構成銘柄のリバランスも実施している
ので、個別銘柄特有のリスク(減配やニュース
による株価下落)を小さくできます
もちろんリスクを小さくしているのでリターン
も個別銘柄より小さいこともあります。
例えば、今回記載したETFに比率高めで入って
いた三井住友FG(8316)は年初から50%の
株価上昇、MS&AD(8725)だと年初から
90%の株価上昇です
この2銘柄は年初時点での配当利回りが3.5-
4.0%でした。
大幅な増配を実施したので株価上昇した今でも
3%超の配当利回りがあります
反対にNF・日経高配当50 ETF(1489)が3月
まで組み入れていたあおぞら銀行(8304)は
2月に無配発表で大幅な株価下落が起きて
います。
リスクとリターンの取り方は人それぞれですが
個別銘柄だけでなくETFも選択肢の1つとして
今回記載しました。